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徳島市は、令和7年に先の大戦が終わって80年を迎えるのを機に、戦争の悲しみと平和の大切さを次世代に引き継ぐための特別なイベントを企画しています。戦争は多くの命を奪い、徳島市でも昭和20年7月4日の大空襲によって約1,000人の方が亡くなり、2,000人が負傷、また約70,000人が被災しました。旧市内の約60%が焼失してしまったこの出来事を、私たちは決して忘れてはならないのです。

この歴史的な出来事を振り返り、戦争の悲惨さを理解し平和の尊さを確認することは、非常に重要です。そこで、徳島市では「平和の大切さ」をテーマにしたパネルや資料の展示会、さらにお話し会や出前授業を通じて、地域の人々がこの問題について考える機会を提供しています。

パネル・資料展示会「徳島大空襲と平和への願い」

まず最初に紹介するのは、パネル・資料展示会です。このイベントは、7月23日（水曜日）から8月15日（金曜日）まで、はこらいふ図書館の6階ギャラリーで開催されます。展示会では、徳島大空襲の詳細な資料や証言が展示され、来場者は歴史を振り返りつつ、平和を願う気持ちを新たにすることができます。

子供向け講座「徳島大空襲の経験－平和への願いをこめて－」

さらに、8月10日（日曜日）には、特に小学生高学年とその保護者を対象とした講座も実施されます。この講座では、実際に徳島大空襲を経験した語り部の橋本保子さんから直接お話を聞くことができ、さらに徳島県立博物館の学芸員による出前授業も行われます。時間は午後2時から午後3時まで、場所ははこらいふ図書館の5階おはなしのへやです。静かな空間での講座は、子どもたちに強いメッセージを記憶に残すことでしょう。

お申し込みと問い合わせ

この講座には定員が40名と限られているため、事前の申し込みが必要です。申し込む方法は、はこらいふ図書館へ電話をするか、直接訪れることができます。問い合わせは、電話番号088-654-4421で受け付けています。

このように、戦後80年を記念して行われるイベントを通じて、訪れる人々が自らの思いを深め、次世代に向けて大切なメッセージを伝える機会を得られることを願っています。戦争の悲惨さと平和の大切さ、これらを継承していくことは、私たちの使命であるといえるでしょう。

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