東急百貨店、名称変更で新たなスタート
2026年6月11日、東急株式会社と株式会社東急百貨店は渋谷ヒカリエの「ShinQs」を「ShinQs by TOKYU DEPARTMENT STORE」に、また日吉東急アベニューを「東急百貨店 日吉店」に改名します。これにより、約90年にわたり展開されてきた百貨店事業の歴史を感じさせる新たなスタートを切ります。
店舗名称変更の背景
百貨店は、ショッピングセンターでは味わえないおもてなしや提案力を持っています。今や百貨店は地域にとって欠かせない存在であり、顧客のニーズに応えるためには進化することが求められています。特に、渋谷エリアでは百貨店の存在が地域価値を向上させており、「まち」を一つのモールとして捉えるアプローチが進んでいます。
渋谷ヒカリエでは、約27,000㎡の売り場を通じて「フード」と「ビューティー」をテーマにした独自の売り場を展開しています。新名称の「ShinQs by TOKYU DEPARTMENT STORE」への変更は、百貨店としての機能をさらに発展させ、渋谷の街を未来へと導く意欲を表しています。
新しい顧客体験の提供
今回の名称変更に伴い、百貨店が重視するのは顧客との関係性です。特に、「記憶に残る体験」を提供することが使命だと考えています。新たにビューティーフロアにPOP-UPスペースを設け、多様な体験型コンテンツや未上陸の海外ブランドを発掘し、魅力的な空間を創出することを目指しています。
フードフロアも「東横のれん街」のロゴデザインをリニューアルすることで、リブランディングを行い新規ブランドを誘致します。オフィスワーカー向け施策を強化し、来店と滞在消費を促進することも重要です。
日吉店のリニューアル
日吉駅周辺もまた変化しており、地域に根ざした百貨店としての役割を再強化する必要があります。日吉東急アベニューが18年ぶりに「東急百貨店 日吉店」として生まれ変わることで、地域の生活支援のハブとしての機能が期待されています。
地域性を反映した品揃えやフードフロアの環境改善を進め、買い物が快適で便利な空間となるよう努めています。また、地元商店街や学校と連携したイベントを開催し、日吉エリアの魅力を高める活動も計画されています。
今後の展望
東急グループは、百貨店の機能をさらに強化したリテール事業を進め、沿線に住む人々の生活を豊かにすることを目指しています。次の100年に向けて、地域の価値を高め続けるための取り組みが今後も期待されています。
新たなブランドのスタートは、静かに地域に良い影響を与え、商業施設としての役割を果たしていくことでしょう。渋谷と日吉という二つのエリアでの変革が、どのような新しい顧客体験を生み出すのか、今後の展開に注目です。