地域情報発信と物流革新
2017-06-13 10:00:41

新たな物流ネットワークで地域の魅力を発信する「さとむすび」といずみホールディングスの提携

地域活性化の新しい視点



日本各地の商材や観光情報を一元管理し、地域活性化に寄与する「さとむすび」と、幅広い流通ネットワークを持つ「いずみホールディングス」が業務提携したことが発表されました。この提携により、両者は地域の魅力をより効果的に発信し、産品の販路拡大を実現することを目指します。

「さとむすび」とは?


「さとむすび」は、全国の市町村が地域の情報を発信するために開設されたサイトです。各地方自治体が独自に提供していた情報を集約し、誰でもアクセスできる形で整備されています。具体的には、地域の特産物、郷土料理、観光イベントなどを具体的に紹介し、観光客や食事を楽しむ人々が訪れるきっかけを創出しています。

いずみホールディングスの取り組み


いずみホールディングスは、生鮮食品卸売の大手として知られ、約600の生産者と連携し、日本全国の飲食店や量販店と取引を行っています。特に、食材の品質や新鮮さを重視し、年間3,000種類の食材を提供するシステムを整えています。また、インターネット上で仮想市場を開設し、リアルタイムで商品情報を提供している点も特徴です。

物流ネットワークの提供


提携の主な目的の一つは、地域産品の物流効率を改善することです。「さとむすび」に登録する地域は、自らの産品ごとの最適な配送ルートを利用することで、高品質な地域特産品を全国に届けることが可能になります。これにより、市町村は自らの製品の販路を拡大し、収益を向上させることが期待されているのです。

市町村と飲食店のタッグ


さらに、いずみホールディングスは全国約10,000の飲食店と取引しており、これらの店舗に地域の産品を紹介する取り組みを行います。これにより、地域の特産品が飲食店で提供される機会が増え、出荷量の向上や新たな販路開拓にもつながります。

厳選された食材をリアルタイムで届ける「産直LIVE」


いずみホールディングスの革新的なサービスの一つが「産直LIVE」です。これは、毎朝各産地からの生中継を行い、その日に水揚げされた鮮魚や収穫された野菜を見ることができる仕組みです。生産者のこだわりや商品の状態をリアルタイムで確認しながら入札できるため、消費者にとっても非常に魅力的なサービスとなっています。

トレーサビリティの確保


「産直LIVE」で取引される商品には、トレーサビリティカードが付属し、生産者や漁獲地、収穫状況が分かる情報が提供されます。これにより消費者は透明性の高い取引を行うことができ、地域の食材に対する信頼性が向上します。

まとめ


「さとむすび」といずみホールディングスの提携は、地域特産品の魅力を発信し、流通面での革新を図る重要な一歩です。今後、地域の活性化がどのように進展するかが期待されます。地域の食材や文化を享受したいと考える人々にとって、この動きは非常に注目に値します。

会社情報

会社名
株式会社いずみホールディングス
住所
北海道札幌市西区二十四軒一条1丁目3番5号
電話番号
011-633-0777

トピックス(地域情報)

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