九州大学とパーソルが取り組むベンチャー創出支援の新たなステージ

九州大学とパーソル、ベンチャー支援革新に挑む

九州大学の100％子会社となる九大OIP株式会社が取り組む「PARKS」プラットフォームは、九州・沖縄地域におけるベンチャー創出の理想を追求しています。パーソルテンプスタッフ株式会社は、このプラットフォームの運営に加わり、プロフェッショナル人材と大学の研究シーズとのマッチングを行い、事業化の支援を行います。この新たな協力は、持続可能なスタートアップシーンを創出するための重要な一歩です。

事業創造の背景

近年、経済産業省が発表したデータによれば、大学発のベンチャー企業が2023年10月時点で約4,288社に達し、前年から506社の増加が見られています。このような背景のもと、千差万別な施策が展開されている中で、パーソルテンプスタッフは地域の発展へ寄与するため、専門的な人材のマッチングとフォローアップを強化しています。

大学における人材不足や、企業との連携の難しさが浮き彫りになる中、技術者とビジネスパーソン間のコミュニケーション不足が障壁となることが多いです。これが事業化を妨げる要因となっており、パーソルの経験を活かすチャンスが広がります。

PARKSプラットフォームの役割

「PARKS」は、九州・沖縄地域の大学18校が参加するオール九州スタートアップエコシステムプラットフォームです。このプラットフォームでは、ビジネスプランの構築支援やマーケティング調査を行うことで、大学の研究成果を社会に実装するための人材を募集しています。具体的には、次のプロセスで事業創造を支援します。

1. ヒアリング・要件定義 ：必要なプロフェッショナル人材の経験やスキルを明確に定義し、案件ごとに最適な人材を選定します。

2. 人材募集 ：パーソルキャリア株式会社が提供するフリーランス人材マッチングプラットフォーム「Hipro Direct」で案件を掲載し、全国から人材を募ります。

3. マッチング ：応募者から各案件に最も適した「プレCxO人材」を選出します。

4. プロジェクトチームの編成 ：選ばれた人材が各大学の研究者と共にプロジェクトを進行します。

5. プロジェクト推進支援 ：定期的な面談を通じて、研究者と人材の間でのコミュニケーションを円滑にし、スムーズな事業化を支援します。

6. ジャッジ ：進捗に応じて本プロジェクトの進展や改善点を大学に共有し、必要に応じた支援を行います。

地域経済の活性化へ向けて

パーソルテンプスタッフは、福岡県から受託した「福岡県CXOバンク事業」において、地域のスタートアップと専門知識を持った人材とのマッチングを行っています。この取り組みは、地域経済を強化し、新たな雇用機会を提供することを目指しています。

株式会社の執行役員鈴木理裕氏は、地域の経済成長が日本全体の未来に寄与することを強調し、魅力的な職場環境が人材を惹きつける重要な要因であると述べています。彼の意志のもと、今回のプロジェクトを通じて、九州・福岡地域の未来がさらに輝かしいものになることが期待されています。