ニューヨークに新たにオープンしたマイケル・コースコレクションのブティック

マイケル・コースコレクションの新ブティックがニューヨークにオープン

2024年12月5日、マイケル・コースはニューヨーク市のマディソン・アベニュー667番地に新たなブティックをオープンしました。このブティックは、東海岸における新しいブティックコンセプトのデビューを意味し、デザイナーのマイケル・コース自身も感慨深くこのオープンを迎えています。「ニューヨークは私の故郷です。この新しいブティックには、私たちの新しいビジョンを届けられることを嬉しく思います。」と彼は述べています。

新しい店舗は、控えめでありながらラグジュアリーな邸宅をイメージしてデザインされています。面積約2,800平方フィートの広さを誇る店内は、高さ14フィートの彫刻的な天井が特徴です。特に目を引くのは、ブルックリン在住のアーティスト、マックス・サイモンによってデザインされた約10フィートのモダニズムモビールです。これがフロントルームにドラマティックな雰囲気をもたらし、シューサロンには特大のノグチ・ランプが温かさを添えています。

インテリアには、木材やブラックのスチール、打ちっぱなしのコンクリート、アンティークな真鍮、メープル材など、様々な素材が使用されており、それが一体となってクリーンでニュートラルな色合いを作り出しています。そして、メインの壁にはブラックとホワイトの大理石があしらわれ、淡いフローリングとの対比が洗練された印象を与えています。また、ラグジュアリーなテキスタイルが使われ、温もりと触感の深みが生まれています。

ブティックのレイアウトも見所の一つです。ウォルナットの棚とブラックのスチールのアパレルバーが商品を引き立てつつ、シューサロンやシーティングエリアは、訪れた人々がゆっくりと商品を楽しむことのできる空間を提供しています。さらに、ブティックのファサードはエレガントでミニマルにデザインされており、高い長方形の窓からは自然光がふんだんに差し込みます。この明るい環境が店内に開放感をもたらし、ストリートからの視認性も高めています。

マイケル・コースは、1981年に自身の名を冠したブランドを立ち上げ、ラグジュアリーアクセサリーやレディトゥウェアのデザイナーとして国際的に名を知られる存在となりました。現在は、マイケル・コースコレクション、マイケルマイケル・コース、マイケル・コースメンズなどの異なるラインを展開し、多岐にわたる商品を提供しています。世界中の主要都市を中心に店舗を展開し、デジタル旗艦店も開設していることで、顧客にシームレスなショッピング体験を提供しています。ニューヨークに新たに加わったブティックは、まさにマイケル・コースの洗練された美学を体現する場所となるでしょう。