リコージャパンが建設業の業務効率化を支援する新サービスを開始
業務効率化を実現するリコージャパンの新サービス
リコージャパン株式会社が新たに発表した「施工体制・就業履歴管理サポートパック」は、建設業における業務の効率化を目指しています。このサービスは、リコー製の複合機や業務用イメージスキャナーを活用し、デジタル化による見える化を進めることで、業界の特有の課題を解決することを目的としています。
建設業が抱える課題
建設業においては、工事ごとに施工体制や作業員の情報をまとめた「施工体制台帳」を作成し、発注者へ提出する必要があります。この作業は従来、紙で行われており、ファイリングや提出が煩雑でした。最近の国土交通省の仕様書改定により、電子データでの管理が求められていますが、様々なサイズの書類を一つずつスキャンする手間は、業者にとって大きな負担となっていました。
さらに、就業履歴の管理は、国土交通省が推進する「建設キャリアアップシステム(CCUS)」を用い、同じ情報を重複して登録する必要があるなど、効率が悪化する要因も存在しています。これらの非効率が積み重なることで、業務の生産性を著しく低下させています。
新しいソリューションのメリット
そこで登場したのが、リコージャパンの「施工体制・就業履歴管理サポートパック」です。このパックは、複合機「RICOH IM C6010SD」や業務用イメージスキャナー「RICOH fi Series」を利用することで、これらの課題を解決します。これらの機器を使えば、不定形サイズの書類をまとめて一括スキャンが可能です。従来の方法と比較して、効率化が図れるだけでなく、ファイル管理の手間も軽減されます。
また、同製品がEDWアプリケーション「Scan to ケンテム」と連携することで、直接「施工体制クラウド」に保存が可能になり、電子化後のファイル整理が不要となります。この改良によって、施工体制台帳に関連する情報が迅速に整理され、業務プロセスの流れをスムーズにすることが可能になります。
さらに、施工体制クラウドと「KENTEM-CareerLog」間の情報連携により、CCUSへの登録も簡略化され、業務管理が一元化されることによって、さらなる効率化を実現します。このシステムは、施工体制台帳作成から就業履歴の管理までを支援し、建設業界全体の生産性向上に寄与します。
企業の取り組み
リコージャパンは、お客様が直面する様々な課題に対し、寄り添いながら最適なソリューションを提供しています。デジタルトランスフォーメーション(DX)を進めることで、オフィスや現場における作業効率化に貢献し、業務の自動化や省力化を実現しています。
「人にやさしいデジタルを全国の仕事場に」という理念のもと、リコージャパンは今後も、様々な業種における経営課題の解決や、企業価値向上を目指す取り組みを進めていく予定です。
今後の建設業界の動向とともに、リコージャパンの進化するサービスに注目していきたいと思います。
会社情報
- 会社名
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リコージャパン株式会社
- 住所
- 東京都港区芝3-8-2芝公園ファーストビル
- 電話番号
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03-6837-8800