カシワバラ・コーポレーションが羽田空港でCO2削減成功
カシワバラ・コーポレーション(以下、カシワバラ)は、建設業界でのカーボンニュートラル実現に向け、独自の脱炭素推進ソリューションを羽田空港内の格納庫に導入しました。施工を通じて、約33%のCO2排出量削減に成功したこの取り組みについて詳しく見ていきましょう。
独自開発の塗料と工法
カシワラは、塗装業界において長い歴史を持つ会社であり、1949年の創業以来、様々なプロジェクトを手掛けてきました。今回、羽田空港の格納庫M1に対して、JALグループ(株式会社JALエンジニアリング、株式会社JALエアテック)と協力し、独自に開発した塗料を用いた脱炭素推進施工を実施しました。
施工の具体例
施工対象となったのは、鉄部710㎡です。従来の塗装方法から独自のソリューションに変更することで、工期を4日短縮し、評価されるとともに、約33%のCO2削減を実現しました。この成功は、品質、安全性、工期の短縮だけでなく、環境への配慮も兼ね備えた行動であることを示しています。
カーボンニュートラルの推進
カシワバラは、カーボンニュートラルの実現に向けた新しい施工管理方法を提案しています。これにより、顧客のコストを抑えつつ、最大30%のCO2排出を削減できる可能性があります。さらに、GHG(温室効果ガス)排出量レポートを提供することで、企業が自分たちの活動から生じる排出量を把握し、持続可能な経営に取り組む手助けをしています。
Scopeに関する理解
Scopeというのは、温室効果ガスの排出量を分類した指標です。本プロジェクトを通じて、Scope3の把握が可能となり、企業がどのようにして自身の排出を削減できるのかを具体的に理解できるようになっています。
未来を見据えた取り組み
カシワバラは、脱炭素社会を実現するための企業サイト内に「カーボンニュートラル」ページを開設しました。そこで、最新の取り組みやプロジェクトの進捗を随時発信し、カーボンニュートラルに賛同する人材を募集しています。これらの情報は、より広範なコミュニティに向けたもので、持続可能な未来を築くための貢献を目指しています。
会社の基盤
カシワバラ・コーポレーションは、東京都港区に本社を構え、産業インフラの保全やメンテナンス、マンションなどの大規模修繕、内装工事など、さまざまな分野で展開しています。高い塗装技術をベースに、国内外に積極的に展開し続けるこの企業の姿勢は、業界のリーダーシップを示しています。
詳細については、
カシワバラのカーボンニュートラルページをご覧ください。