《nori enomoto》とKotoka Izumiのコラボレーション
ファッションブランド《nori enomoto(ノリエノモト)》が、アートディレクター及びフォトグラファーとして活躍するKotoka Izumi(和泉琴華)とのコラボレーションを実現しました。このプロジェクトは、2024年のポップアップイベントに向けて行われたもので、特に「絵になる小物」というコンセプトに基づいた魅力的な商品撮影が行われました。
《nori enomoto》は、曲線美を特徴としたバッグや雑貨を展開しています。榎本紀子さんがデザインを手掛け、さまざまなクリエイターとのコラボレーションを通じて、多様なビジュアルが生まれています。今回の撮影もその一環で、和泉が完全にディレクションを務めました。
榎本紀子が語るデザインへの想い
榎本さんは本来パタンナーとしてのキャリアを積んできた後に、デザインへの興味が芽生えました。「作る工程が面白いものを作ると、デザインも面白くなる」という信念のもと、展開される《nori enomoto》のアイテムは、特にその生産過程において独自のこだわりを見せています。彼女は、バッグを作る際に自ら手を動かし、その中に自分の感覚や感情を込めていくことが大切だと考えます。
彼女は、「フォトグラファーやクリエイター達とのコラボレーションから生まれる新しい価値に期待している」と語っています。そのため、今回は特に和泉との協働に興味津々だったと話します。
Kotoka Izumiのクリエイティブの原点
一方、和泉は2016年からイラストレーションを始め、2021年には《Knuth Marf(クヌースマーフ)》というアパレルブランドを立ち上げました。彼女は、カメラを趣味として使んながら、次第にプロのフォトグラファーとしての道を進む決意をしました。今回の《nori enomoto》からの依頼を受け、彼女は「自分のクリエイティブは《nori enomoto》のスタイルとは違ったアプローチができるのではないかとワクワクした」と振り返ります。
新たな視点から生み出された作品
撮影では、和泉自身のアイデアが存分に試される機会が与えられました。榎本のバッグと彼女のクリエイティブを融合させることで、今までにない新しい視点が取り入れられたのです。「琴華さんが楽しんでくれればそれでいい」という榎本の言葉も相まって、自由な表現が可能になりました。
和泉は、アイテム選びや斬新な構図を通じて、本物のアートを生み出すことを目指しました。その結果、撮影されたビジュアルはこれまでの《nori enomoto》には無い、新しい魅力を引き出すものです。
ポップアップの期待
そんな新たなコラボレーションの成果が展示されるポップアップは、2024年8月19日から9月1日まで、
にて行われます。榎本と和泉の個性が融合した新しい《nori enomoto》の姿がどのように具現化されるのか、ファッションの未来に触れる貴重な機会となることでしょう。訪れる皆様には、これまでとは一味違った魅力をお楽しみいただけること間違いなしです。その革新的なクリエイティブにぜひご期待ください。
プロフィール
榎本紀子 1996年生まれ。共立女子大学被服学科卒業後、文化服装学院服飾研究科へ入学。RAINBOW SHAKEに入社し、パタンナーとして活動しつつ、2020年に「nori enomoto」を開始。
和泉琴華 2016年よりフリーランスのイラストレーターとして活動。2020年にIN Inc.を設立し、自身でアパレルブランド「Knuth Marf」を立ち上げ、アートディレクターを務める。