全国745店舗での「SOKUYAKU」導入で医療サービスが向上へ

オンライン服薬指導サービス「SOKUYAKU」の全国展開

ジェイフロンティア株式会社が提供するオンライン服薬指導および処方薬配送サービス「SOKUYAKU」が、日本調剤の全調剤薬局745店舗に導入されることが決まりました。この取り組みにより、全国の多くの患者が、質の高い医療サービスをいつでもどこでも利用できるようになります。

非接触時代への対応

新型コロナウイルス感染症の影響を受けて、4年以上が経過した日本では、非接触での生活スタイルが続いています。この流れの中で、医療業界にも非対面でのサービスの需要が高まり、多くの調剤薬局がオンラインの服薬指導や薬の配送に対応し始めています。これにより、患者は自宅に居ながら、安全に薬の管理や服薬指導を受けることが可能となっています。

「SOKUYAKU」の特長

「SOKUYAKU」は、2024年2月から日本調剤の選定した18店舗で先行導入され、これまで約7ヶ月の運用を経て、その有用性が認められました。このサービスでは、24時間365日、オンラインで診療の予約ができ、最短当日中に処方された薬を受け取ることができます。特に、患者は自分の好きな時間に服薬指導を受けることが可能で、オプションが多様化される点が大きな魅力です。

患者の声と今後の展望

日本調剤株式会社の薬剤本部薬剤企画部の部長である西村威春氏は、オンライン診療や服薬指導を一度利用した患者のリピート率が高い傾向にあることを指摘しています。「SOKUYAKU」はその利便性から、多くの人々に気軽に利用してもらえるサービスになることが期待されています。

今後も「SOKUYAKU」は、さらなる利便性向上を目指し、技術革新を進めていくとしています。患者が医療機関や薬局との距離に関係なく安心して治療と服薬を続けられるよう、真摯にサポートしていく意向を示しています。

【「SOKUYAKU」とは】

このサービスは、スマートフォンを使用して、オンラインで診療や服薬指導を受け、最短で当日に薬剤を受け取ることができる機能を備えています。患者向けの機能としては、かかりつけの医師や薬局の登録が可能で、おくすり手帳機能や待たずに薬が受け取れる来店予約などが用意されています。また、医療機関向けにも予約管理や問診票管理といった機能が提供されています。このように、医療機関や薬局側にもメリットのある仕組みが整備されています。