2025年3月から4月にかけて、シアタークリエにてミュージカル『ボニー&クライド』が上演される。その製作発表会が1月31日(金)に行われ、キャストによる特別パフォーマンスが披露された。本発表会には、クライド・バロウ役を演じる柿澤勇人さんと矢崎広さん、ボニー・パーカー役の桜井玲香さんと海乃美月さん、演出を担当する瀬戸山美咲さんが登壇。
1930年代のアメリカ中西部で実際に存在したギャングカップル、クライドとボニーの物語は、これまでに多くの映画や小説で語られてきた。彼らの刹那的な人生は、ハリウッド映画にも強い影響を与えた。ミュージカル版は作曲家フランク・ワイルドホーンが手掛け、ジャズやポップの要素を交えた新しい楽曲で観客を魅了する。作品のスタイルは、過去の歴史や映画とは異なり、彼らの夢と現実のコントラストを大きく描いている。
製作発表では、特別に2曲の劇中歌が披露された。クライドとボニーがそれぞれの夢を語る「ピクチャー・ショー」と、ボニーの協力で脱獄したクライドがボニーと共に逃避行を始める際の曲「残すのさ名前を」が印象的で、観客には新たな感動を与えた。
登壇者たちもこの特別パフォーマンスについて喋り、瀬戸山美咲さんは「彼らのエネルギーを力強く表現したい」とコメント。また、クライド役の柿澤勇人さんは「彼らの葬儀には多くの人が来たということからも、感情の矛盾があったに違いない」と話し、観客にも様々な感情を抱いてもらいたいと意気込みを見せた。そして、桜井玲香さんは「この舞台を通じて、この二人の人間味を多くの人に伝えたい」と語った。
公演は2025年の3月10日から4月17日までシアタークリエで行われ、その後大阪、福岡、愛知でツアー公演が開催される。公演の詳細は公式サイトでも公開されており、チケットは好評発売中だ。それぞれの公演の日程やキャストについての情報も掲載されている。観客は、魅力的な楽曲と迫力あるストーリー展開を楽しみにしている。
更に、開催期間中にはアフタートークイベントも予定されており、キャストと直に触れ合える機会も設けられている。これらの特別企画に参加することで、より一層物語の世界観を体感できるだろう。ファンにとっては見逃せない一大イベントとなること間違いなし。
『ボニー&クライド』は、ただのミュージカルではなく、時代背景を考察しながらもエンターテインメントとして楽しめる作品として、観客を待ち望ませている。彼らのストーリーがどのように描かれるのか、期待が高まる。観劇後には、スカッとした感覚を持って帰ってもらえるような作品を目指すというキャストの言葉にも注目したい。
公演のチケット情報は公式サイトで確認できるが、平日と週末、さらに特定のイベント日により価格が変動するため、事前にチェックしておくことをお勧めする。豪華なキャスト陣と迫力のあるパフォーマンス、感動的なストーリーが融合したミュージカル『ボニー&クライド』、是非劇場でその目撃者となることをお勧めしたい。