AIZOMEの新スキンケア
2023-05-08 18:00:03
AIZOMEが発表した新しいスキンケア「WASTECARE™」の裏側とは?
AIZOMEが創り出す新たなスキンケア「WASTECARE™」
ドイツ・ミュンヘンに本拠を置く繊維ベンチャー、AIZOMEが新たに発表したプレミアムスキンケア製品「WASTECARE™」。この製品は、製造時に出た廃水をそのまま利用したユニークなもので、注目を集めています。AIZOMEは、日本の伝統的な藍染の技術を用いた染色プロセスで知られており、化学物質を全く使用しない布製品を展開しています。
AIZOMEの誕生ストーリー
AIZOMEの創業者であるマイケル・メイは、母親の癌の診断を受けてヘルスケアに興味を持つようになりました。病院で使用される化学薬品が、母親の肌に与える影響から、彼はオーガニックな布製品を作りたいと決意します。日本での生活を経て、彼は藍染の素晴らしさを探ることになり、藍染師の指導を受けてその技術に魅了されました。その結果、藍染を使用した製品を提供するAIZOMEが2019年に設立されました。
藍染の特性と環境課題
テキスタイル業界は世界第2位の汚染産業とされ、染色時の廃水や化学物質の使用が問題視されています。AIZOMEは、環境保護に貢献するため、自然素材である藍と水による染色方法を採用しています。藍染の特性として、肌荒れを防ぐ効果や菌の増殖抑制があり、これらはすでに各種認証機関によって確認されています。
WASTECARE™の革新性
AIZOMEの廃水を用いたWASTECARE™は、「夜用美容液」というコンセプトで開発されました。この製品は医療用小瓶での提供や完全リサイクル材の使用により、安全性に配慮されています。WASTECARE™は、顔全体に優しく広げられる使用方法で、特に就寝前や入浴後の使用が推奨されます。
AIZOMEの未来への展望
AIZOMEは、2023年中の製品化を目指しており、ファッション業界の意見リーダーとのコラボレーションを進めています。また、展示会やポップアップストアなどでWASTECARE™の普及を目指し、藍染の技術の利点を広める活動も展開する予定です。大規模な製品展開を通じて、よりクリーンで肌にやさしいファッションの促進を図る所存です。
AIZOMEの新たな挑戦「WASTECARE™」は、廃水を利用した持続可能なスキンケアとして、環境意識の高い消費者にとって魅力的な選択肢となるでしょう。この製品を通じて、藍染の魅力とそれが提供する健康への恩恵を、より多くの人々に届けたいと願っています。
会社情報
- 会社名
-
AIZOME
- 住所
- 81675 Munich, GermanyIsmaninger Str. 7
- 電話番号
-