次世代通信「3Combo PON」の可能性
2025年7月24日から25日まで、東京国際フォーラムにて開催される「ケーブル技術ショー2025」で、シンクレイヤ株式会社が新しい通信技術「3Combo PONサービスボードおよび3Combo PONトランシーバ」を初めてお披露目します。この技術は、現在の通信インフラの進化に寄与することが期待されています。
3Combo PONとは
「3Combo PON」は、G-PON、XGS-PON、そして最新技術の50G-PONという3つのPON規格を同時に運用できる革新的な通信機器です。それぞれ異なる世代の技術が融合することで、通信速度や安定性が大幅に向上します。この技術は、OECD諸国を含む多くの国で急速に導入が進められており、次世代ネットワークの実現に向けた事実上の標準になりつつあります。
増大するネットワーク負荷への対応
近年、OTT動画配信サービスやIoTデバイスの急速な普及が進む中、インターネットの重要性が高まっています。とりわけ、通信インフラへの需要が逼迫しているため、より高速かつ大容量のインフラ整備が求められています。このような背景から、シンクレイヤが提供する「3Combo PON」は、業界のニーズに応える新たなソリューションと言えます。
シンクレイヤによる「3Combo PON」は、複数のカードを必要とする従来の通信機器と比較して、1枚のカードで対応できるため、セットアップの手間やコスト削減を実現します。また、光信号の損失を軽減することで、長距離伝送や分岐数の増加にも対応可能です。これにより、多様なネットワーク運用が可能となり、将来的な拡張性も大幅に向上します。
デモンストレーションでの体験
また、ケーブル技術ショーの会場では、この「3Combo PON」の実機デモを実施しており、最新のテクノロジーをその場で体感することができます。この貴重な機会に、通信業界の動向や今後の方向性を感じ取ることができるでしょう。
参加方法と会場情報
イベントは、2025年7月24日(木)9:30〜18:00、7月25日(金)9:30〜17:00に東京国際フォーラムホールEで開催されます。入場は無料ですが、事前の登録が必要です。詳しい情報は公式ウェブサイトをご確認ください。
この機会を通じて、シンクレイヤの最新技術がもたらす未来の通信インフラについて知識を深め、更なるビジネス機会を見つけることができることを期待しています。
参考リンク
注目の新技術「3Combo PON」がどのように社会インフラを変えていくのか、今後の展開から目が離せません。