愛知のシソAI技術
2026-01-16 11:21:01

愛知県のシソ産地でAIによる病害虫診断技術を開発

愛知県のシソ農家を支える新たなAI技術の誕生



愛知県は日本一のシソ生産地として知られています。しかし、その一方でシソの病害虫診断が遅れているという課題も抱えています。そこで株式会社ミライ菜園は、愛知県農業総合試験場との共同研究を通じて、革新的なAI技術を開発しました。この技術は、スマートフォンで撮影したシソの画像から高精度で病害虫を特定するもので、これまでの農業の在り方に一石を投じるものです。

高精度な画像診断技術



ミライ菜園が開発した技術は、AIを利用しており、シソの病気や害虫を94%の精度で診断できることが特長です。これにより、農家は早期に問題を把握し、適切な対策を講じることが可能になります。特に、シソは愛知県の約70%を占める重要な作物であるため、この新しい技術の導入は業界の大きな変革をもたらすと期待されています。

診断のために使われるのは、農業総合試験場や協力農家から集めた約12,000枚の被害画像です。これらのデータをもとに、画像解析と問診を組み合わせて、高い診断精度を達成しました。従来の方法では、単一な画像診断の精度に限界がありましたが、今次の技術では複数の画像情報を統合することにより、より正確な判断を可能にしています。

発生予測から診断、対処まで



今後、この技術はシソ以外の作物にも応用可能であり、さらなる研究開発が進められています。特に、ミライ菜園が現在提供しているAIによる病害虫発生予測アプリ「TENRYO」に統合される予定です。このアプリは、AIが病害虫の発生予測を行い、適切な農薬の散布タイミングを提案します。

愛知県で生産されるさまざまな作物に対応し、生産者が日々直面する問題に効率的にアプローチできるよう仕様が進化しています。この一連の流れにより、農家にとって必要な情報を手軽に得ることができ、農業のデジタル化が加速することが期待されています。

産学連携の成果



愛知県農業総合試験場の荒川主任は、今回の開発がスタートアップ企業との連携によって実現したことが大きな成果であると語っています。試験場では独自に持っている技術と経験を活かし、スタートアップならではのスピード感や柔軟性により、現実のニーズに即した技術を迅速に形にすることができたとしています。

また、このプロジェクトでは農業改良普及課や生産者とのネットワークを最大限に活用して、現場での実証試験をスムーズに進められたことも大きなポイントです。

農家の期待と展望



農業における病害虫による収穫量の減少は、平均して約25%にも及ぶと言われています。ミライ菜園の代表取締役である畠山友史氏は、これを『畑のフードロス』と名付け、この問題を解決するためにAIとデータの質に注力してきたと述べています。

今回の技術開発は、このフードロスを改善し、農家の収入の向上や環境への負荷軽減に繋がるとされています。農業の進化が今後どのように進展していくのか、多くの関係者が注目しています。また、この技術が全国に広がれば、日本の農業の未来が大きく変わることも期待されます。

今後もミライ菜園は、AI技術を駆使して地域農業の課題解決に貢献していく所存です。


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会社情報

会社名
株式会社ミライ菜園
住所
愛知県名古屋市昭和区鶴舞1丁目2ー32 STATION Ai
電話番号

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