ヤマハが誇るサクソフォンに新たな仕上げが加わる!
楽器ブランドのヤマハは、アルトおよびテナーサクソフォンの62シリーズに新工法の仕上げを追加することを発表しました。新たに加わるのは、上位機種82Z系列で定評のある2つの仕上げ、アンバーラッカーとアンラッカーです。これにより、サクソフォンを愛するプレイヤーたちに新たな選択肢が提供されることが期待されています。
サクソフォンの歩み
1967年にヤマハブランド初のサクソフォン「YAS-1」と「YTS-1」を発売以来、同社はエントリーモデルからプロ用のカスタムモデルに至るまで、多彩な製品ラインを展開してきました。その中でも、1978年にユージン・ルソー氏を技術顧問として迎え開発された「62シリーズ」は、世界中で愛されるロングセラーとなり、2021年には楽器店大賞を受賞するなど、その人気は格別です。
新仕上げの特徴
新たにラインナップに加わるアンバーラッカーとアンラッカー、それぞれの特徴について詳しく見ていきましょう。
アンバーラッカー
アンバーラッカーは強い遠達性を発揮する仕上げで、深みのあるカラーと華やかな彫刻が特徴です。この仕上げは、特にステージでの存在感を引き立てると同時に、音色にもこだわっています。彫刻は「後彫り」により施され、トップコートで保護されていますので、長期間にわたって美しい状態を保つことができます。
アンラッカー
対照的に、アンラッカーは表面処理を施さないため、演奏時の管体の振動が奏者に直接伝わりやすく、音色にも心地よさがあります。また、時間と共にアンティークな風合いが増す外観もこの仕上げの魅力の一つです。
これら2つの新しい仕上げは、既存のゴールドラッカー、銀メッキと合わせて、合計で4つの仕上げを持つことになります。これにより、プレイヤーたちは新たなインスピレーションを得ることができるでしょう。
新モデルの詳細
新しい62シリーズは以下の通り販売されます:
- - ヤマハ アルトサクソフォン YAS-62A - 希望小売価格: 467,500円(税抜425,000円) - 発売日: 11月25日
- - ヤマハ アルトサクソフォン YAS-62UL - 希望小売価格: 467,500円(税抜425,000円) - 発売日: 11月25日
- - ヤマハ テナーサクソフォン YTS-62A - 希望小売価格: 566,500円(税抜515,000円) - 発売日: 11月25日
- - ヤマハ テナーサクソフォン YTS-62UL - 希望小売価格: 566,500円(税抜515,000円) - 発売日: 11月25日
これらのモデルは、特別生産品として販売されるため、詳しい納期は取り扱い楽器店で確認が必要です。新しい仕上げによって、これまで以上に多くの奏者にとって魅力的な商品となることは間違いありません。
まとめ
サクソフォン界に新風を吹き込むヤマハ62シリーズの最新モデルは、演奏者に新たな感動を与えるでしょう。仕上げごとの特性を理解し、自分に合ったモデルを選ぶことで、さらなる音楽体験が広がることを期待しています。興味のある方はぜひ、秋の楽器店訪問をお勧めいたします。