イタリアに囲まれた小さな共和国、サンマリノの魅力
サンマリノ共和国は、イタリアに包まれた世界最古の共和国で、紀元301年に設立されたという歴史深い国です。日本ではその名があまり知られていないかもしれませんが、その独自の文化や観光地は多くの旅人に感動を与えることでしょう。2024年9月26日から29日まで東京ビッグサイトで開催される「ツーリズムEXPOジャパン2024」において、初めて日本での出展が決まり、多くの人々にサンマリノの魅力を伝える機会が訪れます。
普段は味わえない、サンマリノの豊かな文化
サンマリノ共和国は、面積が61平方キロメートルという極めて小さな国ですが、その中には歴史的建物や美しい自然が溢れています。特に「サンマリノ歴史地区とティターノ山」がユネスコの世界遺産に登録されていることからも、その文化的な価値が伺えます。今回の出展では、サンマリノ政府観光局が現地からの情報をもとに、文化遺産や美食、アウトドア体験などの豊富な楽しみ方を紹介します。
サンマリノの魅力を体験するためのイベント情報
「ツーリズムEXPOジャパン2024」は、旅行業界関係者のみが参加する26日と27日の業界日から、一般の方も入場できる28日、29日まで幅広い入場が可能です。出展ブースでは、サンマリノの美しさを示す写真やビデオが展示され、観光局のマーケティングコミュニケーション部長フランカ・ラステッリが来日し、訪れる人々に直接その魅力を伝えます。通訳も常駐していますので、言葉の壁も心配ありません。
珍しい旅行先としてのサンマリノ
日本からサンマリノを訪れる旅行者は2023年にはわずか2549人に留まり、知られざる穴場スポットとして捉えられています。小国ならではの親密感と独特の歴史、文化、そして壮大な自然景観は、訪れる価値があるのは間違いありません。サンマリノ政府観光局は、2025年に大阪で行われる万博への参加も計画しており、さらなる広がりを見せていくことでしょう。
歴史的な魅力
ティターノ山の中腹に広がるサンマリノの旧市街地は、中世の巨大な石壁に囲まれ、歴史的な魅力に溢れています。特に訪れてほしいのは山頂に位置する3つの塔です。これらの塔は、サンマリノの歴史を理解するための貴重な資料館となっており、非常に多くの観光客が訪れています。
美食と自然
サンマリノ共和国の料理は、地元の新鮮な素材を使ったものが豊富です。特にオリーブオイルやブドウを使用した料理は長い歴史があります。名物の生パスタや肉料理、デザートの「トルタ トレ モンティ」は、観光客にも人気です。また、サイクリングの名所としても知られ、自然を楽しむアクティビティが充実しているのも特徴です。
伝統行事やショッピングも楽しめる
古代衣装に身を包んだトーナメントやパレード、リベルタ広場周辺での伝統行事も定期的に行われ、観光客に対しても歴史を楽しめる機会が提供されています。また、アウトレットモールでのショッピングは、特にファッショニスタに注目されています。
旅行業界の関係者から一般まで、多くの人々がこの機会を通じてサンマリノの魅力に触れることを期待しています。