名古屋商工会議所は、生産性向上に特化した新たな取り組みとして、「NAGOYA DX・生産性向上ネットワーク」を立ち上げました。これは、中小企業の生産性向上に向けた具体的かつ先進的な事例を継続的に共有し、相互に学ぶ場を提供することを目的としています。
昨年度に実施された「NAGOYA DX・生産性向上アワード2024」が好評を博し、その応募企業を中心にして、このネットワークが発展しました。これにより、参加企業が持っている知見やノウハウが横断的に共有され、さらなる生産性の向上を図ることが可能になります。特に、今年度は年4回のセミナーや視察会を通して企業間の交流を深める予定です。
第1回目のセミナーは、2025年7月29日に名古屋商工会議所の5階会議室Dで開催されます。テーマは「デジタル技術の活用」であり、参加企業の事例紹介のほか、トークセッションや参加型ワークショップが予定されています。特に企業間のネットワークを強化し、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進を促進することが狙いです。
登壇者には、名古屋鉄道株式会社の西村慎吾氏、株式会社リウシスの苅谷治輝氏、三共電機株式会社の三橋進氏が予定されています。西村氏は、生成AI大賞2024のグランプリを受賞した実績を持ち、苅谷氏はアワードの審査員特別賞を受賞するなど、名古屋を支える企業の先進事例を紹介します。三橋氏は、DXセレクション2024にて優良事例として選定された実績を持ち、その取り組みを共有します。
このネットワークは、愛知、岐阜、三重など名古屋周辺の中小企業を中心に、今後成長が期待されています。特に、最近の経済情勢を鑑みると、生産性向上は企業の持続的な成長に不可欠です。全ての企業がデジタル技術を活用することで、業務の効率化や新たなビジネスモデルの創出が期待されています。主催者の名古屋商工会議所は、こうした取り組みを通じて地域経済をさらに活性化させることを目指し、参加者の満足度向上に尽力しています。
参加希望者は、定員が40名に限られているため、早めの申し込みを推奨します。参加は無料ですが、応募者多数の場合には東海エリアの中小企業が優先されるため、注意が必要です。詳細は名古屋商工会議所の公式ウェブサイトに掲載されており、疑問点があれば産業振興部の杉山氏までお問い合わせください。電話やメールでの連絡が可能です。生産性向上に意欲的な企業の皆様の積極的な参加をお待ちしております。