株式会社PKSHA Associates(本社:東京都渋谷区、代表取締役:水野博隆)は、大日本印刷株式会社(以下DNP)とのRPA分野における協業を開始したことを発表しました。これにより、同社のノーコードRPAツール「ロボオペレータ®」をベースにした「DNPかんたん操作RPA」が2024年12月2日より提供される予定です。
協業の背景と狙い
昨今、労働人口の減少や働き方改革が進む中、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)ソリューションの必要性が高まりつつあります。DNPは、業務効率化や販促支援を目的としたデジタルマーケティングサービスを展開していますが、自動化に対する需要が高まっています。RPAは本来、直感的に操作できるローコードやノーコードが謳われていますが、実際には専門用語の多さが運用の障害となっています。
多くの場合、RPAは情報システム部門など、ITリテラシーの高い少数の人物について導入されることが多いです。しかし、業務の現場で真に効果を発揮するRPAの導入には、実践的な課題を理解している担当者自らが自動化を推進することが不可欠です。
PKSHA Associatesの取り組み
PKSHA Associatesは2015年にリリースしたノーコードRPA「ロボオペレータ®」により、大企業から中小企業まで、スムーズな導入を実現してきました。2023年にはUI/UXのアップデートを行い、操作しやすさをさらに向上させました。
今回の協業を通じて、DNPとPKSHA Associatesは「ロボオペレータ®」を活用するノーコードRPAソリューション「DNPかんたん操作RPA」を提供し、営業やマーケティング分野での定型業務の自動化を進めたいとしています。これにより、従業員は本来のコア業務に集中できる環境を整えるという目標です。
特徴と今後の展望
「DNPかんたん操作RPA」は、業務担当者が簡単に開発・活用できるノーコードタイプのRPAソリューションです。2024年12月2日から本格的に提供開始され、DNPの既存サービスとの連携により、さらなる業務効率化を推進します。今後はPKSHAグループとの連携による新たな開発も視野に入れた取り組みが行われる見込みです。
大日本印刷(DNP)について
DNPは、出版印刷や商業印刷に留まらず、ICカードやマーケティング支援、包装、産業資材、電子部材など多岐にわたる事業を展開する、世界最大規模の総合印刷会社です。独自の「P&I」モデルを基に、さまざまな社会的課題の解決に取り組んでいます。
PKSHA Associatesについて
PKSHA Associatesは、業務の自動化を実現するノーコードRPAツールの開発を行っており、「人とソフトウエアの共進化」を哲学に掲げています。この理念に基づき、誰もが簡単に操作できるソフトウェアの提供に力を注いでいます。
このように、PKSHA AssociatesとDNPの協業による新たなRPAソリューションの提供は、業務の自動化と効率化に向けた大きな一歩となるでしょう。