北海道発の心温まる物語『トドック配達日記』が電子配信スタート

株式会社BookLiveは、個人作家向けの電子書籍配信サービス「クロスフォリオ出版」から、生活協同組合コープさっぽろの「トドック」をテーマにしたオリジナルマンガ『トドック配達日記なぎ風をとどけて』の電子配信を始めた。この作品は、北海道内で活動する作家によって描かれた全6話で構成されており、無料公開キャンペーンも実施中だ。

作品の背景と概要

『トドック配達日記』は、コープさっぽろの宅配システム「トドック」で働く配達担当者のエピソードを中心に構成されている。実際の配達現場での利用者との対話やエピソードが綴られており、物の配達を超えた温かい人間関係や地域貢献の側面が表現されている。2023年3月に第1話が公開された際には、多くの読者が「感動した」「毎回楽しみにしています」との声を寄せ、好評を博した。

配達の仕事を通じて彼らが経験する人とのつながりや温もりに対する共感は、配達担当者自身にも誇りをもたらし、仕事に対する新たな視点を提供している。これまで専用のWEBサイトで連載されてきた本作が、クロスフォリオ出版によってさらなる広がりを見せることになった。

各話の紹介

以下は、全6話の概要である。

- 『僕の大切な6分間』 (著者：エアーダイブ)

小樽に住む小松岡が、無関心な日々を送る中で「トドック」の配達を始める。しかし、彼の生活は予想外のふれあいで変わり始める。

- 『私たちの大切なルール』 (著者：田川とまた)

シングルマザーの吉田が息子を守るためのルールを決め、トドックの配達担当者とのやり取りが展開される物語。

- 『あなたの顔が浮かぶ味』 (著者：ヤマモトマナブ)

単身赴任中の倉永が、居住地の住人たちから勧められた「トドック」を通じて得る温かな交流のストーリー。

- 『他愛もない時間』 (著者：あづち涼)

不動産会社に勤める滝野が妻の食事を用意する日常と、彼女への愛情が交差する感動的な物語。

- 『ドアの先にある未来』 (著者：鴨修平)

大学生の瑚子が、配達人の背中を見て自分を見つめなおす過程を描いた作品。

- 『僕たちのつながる心』 (著者：エアーダイブ)

配達業務に苦しむ小松岡が、多くの出会いを通じて成長を遂げるまでが描かれている。

無料公開キャンペーン

配信開始を記念し、全6作品は8月11日まで無料で楽しむことができる。この機会を逃さず、北海道発の心温まるストーリーに触れてみてはいかがだろうか。

クロスフォリオ出版とは

クロスフォリオ出版は、個人作家を支えるため、幅広いジャンルの作品を扱う電子書籍配信サービスである。著作権の管理やプロモーション展開をサポートし、クリエイターの創作活動を支援してきた。今後も130以上の電子書店との連携を生かし、作家が作品を発表しやすい環境作りを目指している。

本作品の電子書籍は、主要電子書店で利用可能だ。北海道の素晴らしいストーリーをぜひ読み、心を温めてほしい。