新たなメディア連携の幕開け
2023年8月、BI.Garageが運営する「クオリティメディアコンソーシアム」に、新たに株式会社中国新聞社と株式会社新潮社が加わることが発表されました。この参画により、コンソーシアムのメディア数は32社に達し、ますます多様なコンテンツを提供できる体制が整いました。
メディアの質の向上
これまで、BI.Garageが運営するPMP「MediaString」は、PCで約30%、スマートフォンで約50%に到達していましたが、中国新聞社の「中国新聞デジタル」や新潮社の「デイリー新潮」といった新たな媒体の追加により、広告配信先の良質な記事コンテンツが格段に増えることになりました。これにより、ユーザーに対してより価値のある情報と広告を届けることができるようになります。
メディア関係者のコメント
中国新聞社の山本慶一朗社主兼常務取締役は、高品質なデジタル広告が、安全で信頼性のあるデジタル空間を維持するために不可欠であるとし、メディアコンソーシアムの理念に賛同しています。
一方、新潮社の後藤裕二執行役員も、同社が運営するウェブメディアにおいて質の高い広告ビジネスの展開を進めることへの意欲を示しています。これによって、クオリティメディアコンソーシアムは、広告業界における信頼性を高める存在としての役割を果たしていくことでしょう。
リッチクリエイティブ広告の導入
さらに、BI.Garageが提供する「MediaString」プラットフォームでは、株式会社メディアジーンが運営するクリエイティブソリューション「Cr.ED」が導入され、リッチクリエイティブ広告の配信が8月より開始されました。これにより、視覚的にインタラクティブな広告が制作できるようになり、ブランドの認知度向上にも大きく寄与することが期待されています。実際のプロモーションにおいては、通常の広告に比べてCTR(クリック率)が約3倍になるなど、高い広告効果を実現しているとのことです。
クオリティメディアコンソーシアムの未来
2020年に設立されたこのコンソーシアムは、2023年10月に「クオリティメディアコンソーシアム」と名称を変更し、プレミアムコンテンツメディアによる高付加価値な広告事業を展開しています。国内の有力メディアが集結し、広告とコンテンツの双方で新たな価値を創造するこの取り組みは、今後どのように進展していくのでしょうか。
報道機関やメディア関係者が集まり、より良い広告環境を目指す「クオリティメディアコンソーシアム」は、業界全体の信頼向上にも寄与することでしょう。今後の活動に注目です!