高槻市が将棋の普及を促進、岩谷産業から寄贈された駒と盤

高槻市に将棋盤と駒61セットが寄贈

令和7年3月26日、高槻市は岩谷産業株式会社から将棋の駒と将棋盤61セットを寄贈されました。この取り組みは、地元の子どもたちに将棋の魅力を伝えるためのもので、将棋文化の振興を目指しています。

岩谷産業の社会貢献活動

岩谷産業株式会社は、LPガスを中心とした総合エネルギー事業で知られる企業ですが、文化やスポーツ活動を支援する社会貢献にも力を入れています。今年令和5年2月には、関西将棋会館の建設支援のため、企業版ふるさと納税制度を利用して1000万円を寄付し、それにより紺綬褒章を受章するという成果を上げています。

今回の寄贈は、将棋のまちとして名高い高槻市の子どもたちが将棋に親しむ機会を増やすことを目的としており、寄贈された将棋盤や駒は全て地元の素材を使用して作られています。地元産の木材で製造された将棋駒61セットは、子どもたちの学びや交流の場を提供するための重要な役割を果たすことでしょう。

高槻市長と岩谷産業社長の思い

この日、高槻市役所を訪れた岩谷産業株式会社の代表取締役社長執行役員である間島寛さんは、「将棋は世代を超えてコミュニケーションがとれる手段だと思います。たくさんの子どもたちに将棋に触れてもらえれば嬉しいです」と寄贈の意義を語りました。一方で、濱田剛史市長は、「素晴らしいご寄贈に感謝します」と述べ、地域の文化活動に対する支援に謝意を表しました。

将棋の普及に向けた活動

寄贈された将棋盤と駒は、今後高槻市の全61の市立学童保育室に配布される予定です。子どもたちは将棋を通じて、思考力やコミュニケーション能力を養い、また新しい友達を作る機会を得ることができるでしょう。将棋の普及が進むことで、地域社会全体が一層活性化されることが期待されます。

このような素晴らしい取り組みが高槻市で行われていることは、地域の将棋文化が未来を担う子どもたちによって受け継がれる重要な一歩となるでしょう。今後もこうした活動が続き、多くの子どもたちが将棋を通して楽しい体験を積んでいくことを願っています。

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