四国水族館で楽しむAIコラボデザインの魚朱印販売中

四国水族館とAIの新たなコラボレーション

香川県善通寺市に位置する四国水族館が、特別なプロジェクト「空海」を通じて、弘法大師空海の筆跡を使用した魚朱印を2025年6月1日から期間限定で発売します。この取り組みは、香川大学との包括連携協定に基づき、岡﨑慎一郎教授が開発したAI技術を駆使して実現されたものです。

AIによる空海の筆跡再現

プロジェクトの核心は、AIを用いた空海の筆跡の再現です。研究チームは「GAN（敵対的生成ネットワーク）」という手法を使い、AI同士が競い合う形で空海の書跡に近い文字を生み出し、そのクオリティを向上させていきました。この手法により、空海の特徴的な筆致がリアルに再現され、文化遺産の新たな形として命を吹き込まれました。

販売概要とデザイン

AIによってデザインされた魚朱印は、期間中、四国水族館のイルカ棟1階のインフォメーションで販売されます。販売は2025年6月1日から2026年1月31日までで、価格は500円（税込）です。私たちの手元に届く際には、印刷された小豆殻和紙にインフォメーションスタッフが日付を記入します。A6サイズというコンパクトなデザインも魅力です。

また、AI空海コラボデザインに加えて、通年デザインの土佐錦魚や、5周年記念デザインも取り扱っています。四国の水族館を訪れた際の記念にぜひ手に入れたい一品です。

魚朱印の拡大と四国の水族館文化

「魚朱印」は、全国の水族館で広まりつつあります。四国水族館では、2022年11月からこの取り組みをスタートし、来館記念としての需要が高まりました。定期的にデザインを変更し、訪れるたびに新たな魚朱印に出会える楽しみも加わっています。四国の各水族館は、地域の特性を生かし、多彩なデザインの魚朱印を提供しています。

このように、四国の水族館は地域の文化や観光資源を結びつける重要な役割を果たしており、魚朱印がきっかけで四国の魅力を再発見する機会となるでしょう。ぜひ、四国の水族館を巡りながら各地の魚朱印をご覧いただき、四国の魅力を存分に味わってください。

四国水族館の営業情報

四国水族館は、香川県宇多津町に2020年にオープン。約400種の生き物を展示し、四国の自然環境をテーマにした展示が特徴です。営業時間は9:00から18:00までで、最終入館は17:30まで。入館料は大人2,600円、小中学生1,400円、幼児700円です。

アクセスは、JR宇多津駅から徒歩約12分、坂出I.Cから約10分と便利です。新たな水の世界への旅に、ぜひ足を運んでみてください。