ペット共葬の実施
2023-03-22 14:37:55

新宿区の東長寺が「ペット共葬」を導入し供養事業を拡充

東長寺が進める新たな「ペット共葬」サービス



新宿区四谷に位置する曹洞宗萬亀山東長寺は、これまで都市に住む人々の供養に関する需要に応えてきました。しかし、近年では「家族」の概念が多様化する中で、特にペットを家族の一員と考える人々が増加しています。この新たな潮流に応じて、東長寺は「ペット共葬」という取り組みを開始しました。

「ペットは家族」の時代



社会環境の変化や核家族化が進む中で、ペットを愛する人々がその存在の重要性をさらに強く実感するようになっています。ペットと暮らすことは、心の支えになり、生きる力を与えてくれる存在として認識されるようになりました。このような思いを受け、東長寺では「ペットと一緒に納骨堂に入りたい」という声が多く寄せられてきたことから、今回のサービスの導入が決定されました。

ペットとの共生を意識した供養



東長寺の「結の会」では、ペットとの共葬を行うにあたり、遺骨の一部を納骨堂に置き、残りを樹木葬の個別区画に埋葬する形を取ります。これにより、都心の納骨堂で故人との繋がりを保ちながら、自然に還る選択肢を提供します。また、樹木葬は東長寺と提携する地方協力寺院で行われ、その土地の保全にも寄与します。

動物愛護への取り組み



日本には、多くの犬や猫が保護施設で亡くなる実情があります。そこで、東長寺は「結の会」におけるペット共葬サービスを通じ、特に命を失った動物たちの供養を無償で行う方針を打ち出しました。民間動物愛護団体との連携を強化し、保護動物の遺骨を合葬墓に納めることで、彼らが「虹の橋」を渡れるよう支援することを目指します。

定期的な法要の実施



毎年11月には、人と動物の命を超えた大法要を企画中です。地域に根ざした活動を通じて、すべての生き物を対象とした供養文化を醸成し、動物愛護の重要性を訴求していく方針です。これにより、ペットの存在が単なるモノではなく、心の支えであることを再確認させる契機となるでしょう。

東長寺の特徴とサービス概要



東長寺は、430年の歴史を有する曹洞宗のお寺であり、これまでに数多くの方々に供養を提供してきました。毎月行われる「萬燈供養」では、故人の戒名を読み上げ、それぞれの冥福を祈るなど、参列者が故人を偲ぶ儀式を大切にしています。また、永代供養墓「縁の会」も好評で、8万円の一式料金で樹木葬やペット共葬の選択肢までカバーしています。

このように、曹洞宗萬亀山東長寺は時代の変化に柔軟に応じて、ペットと人が共に供養される新たな道を提供しています。これからも東長寺は、すべての命あるものに寄り添う文化を広めていくことでしょう。

会社情報

会社名
宗教法人 曹洞宗 萬亀山 東長寺
住所
東京都新宿区四谷4丁目34番地
電話番号

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