女子学生向け消防職業体験イベントで変わる消防士のイメージ

女子学生向け消防職業体験 1dayインターンシップ

最近、東京消防庁が主催する「女子学生向け消防職業体験 1dayインターンシップ」が開催されました。このイベントには女優の飯豊まりえさんがゲストとして参加し、多くの女子学生たちに消防士の魅力を伝えました。

ゲストの飯豊まりえさんの体験談

イベントでは、まず東京消防庁の谷山明子さんによる講演が行われ、その後、宮城県や茨城県で活躍する女性消防吏員たちが登壇。続いて、飯豊まりえさんとのパネルトークが行われ、参加者は興味深く聞き入っていました。飯豊さんは、自身が過去に救急艇で運ばれた際、頼もしい救急隊員に感銘を受けたエピソードを披露し、消防士という職業に対する固定観念が変わったと語りました。

特に、消防士として働く環境が女性にとってもサポートが充実していることに驚きを隠せませんでした。結婚や出産後も働ける環境は、女性にとって大いに魅力的です。

消防士のリアルな「あるある」

パネルトークの中では、「消防士あるある」と題したコーナーも設けられ、消防吏員たちがリアルなエピソードを披露しました。シャワー中の出動指令や、食事に関するこだわりなど、普段はなかなか聞けない職場の裏話が飛び出しました。特に、出動が準備の時間をより短くするための工夫は、多くの学生に新鮮に映ったようです。

参加者の感想と次回への期待

参加した女子学生たちは、親しみやすい消防士の姿とその仕事への誇りを感じた様子で、消防士の仕事に対する理解を深めることができました。各消防本部のブースでの座談会や新宿消防署の見学を通じて、消防士の仕事のリアリティに触れ、将来の進路に対する新たな気づきを得たようです。

次回のインターンシップは、2019年2月11日に京都で開催される予定ですが、ゲストはまだ決まっていません。多くの女子学生たちが集まり、消防士という新たな魅力に触れることを期待しています。

総務省消防庁の取り組み

総務省消防庁は、このような職業体験を通じて女性消防士の比率を増やすための取り組みを続けています。現在の女性消防士の比率はわずか2.7％ですが、今後はこれを5％に引き上げることを目指しています。消防士の道は、未だに多くの固定観念に縛られていますが、こうしたイベントがその認識を変える良い機会となるでしょう。