Nerhol新作展
2023-10-31 19:09:58
アーティストデュオNerholの新作展「REVERBERATION」が開幕
Nerholの新作展「REVERBERATION」
アーティストデュオNerhol(ネルホル)が、2023年11月18日から12月26日まで東京・原宿のギャラリーThe Massで新作展「REVERBERATION」を開催します。本展の中心には、近年彼らが力を入れている帰化植物に関する新作が並び、観客に新たな視点を提供します。
Nerholは、飯田竜太氏と田中義久氏から成るアーティストデュオです。二人はそれぞれ彫刻と平面的な構成に特化したアプローチを持っており、その融合が彼らの作品に独自の表情を与えています。彼らの制作手法では、特定のモチーフを連続して撮影し、それを重ねて彫刻作品を作り上げることで、時間と瞬間の重層性を表現しています。これにより、作品には時間や歴史が込められ、訪れる人々に深い考察を促します。
本展で展示される帰化植物とは、自生地を離れて新たな地域で野生化した植物のことを指します。これらの植物は、人間活動など、多くの因果関係を持っているため、その背後にある時間的・歴史的な文脈が作品に豊かな深みを与えています。Nerholの作品は、日常で見落としがちな存在を掘り下げることで、観客に新たな気づきをもたらします。
Nerholでは、作品そのものが単なるアートにとどまらず、飯田氏と田中氏の間での「対話」を通じて強化されていくのです。この「対話」は、彼らにとって作品制作の重要な要素であり、その結果生まれる作品もまた、このプロセスを反映しています。お互いの身体性や思考をすり合わせながら生み出されるアートは、一般的な表現である彫刻や写真の枠を超えて、観客の心に問いかけを行います。
本展に展覧されている帰化植物の作品群は、私たちが普段目にする身近な植物たちに新たな視点を当てる試みでもあります。生命の力強さや環境への適応能力を感じさせ、またその美しさに目を奪われることでしょう。それは、私たちの周りの世界に再び意識を向ける時間を提供することで、アートの持つ本質的な力を引き出します。
Nerholの作品は、写真でありながら彫刻でもあり、瞬間でありながら歴史を語ります。それぞれの要素が交差する場所で、Nerholは常に新しい表現を模索し、普遍的なテーマを扱いながらも独自の視点を提供し続けています。その柔軟さや多様性は、現代社会において特に重要な価値を持っています。このような視点を持つNerholのアートは、各個人との「理解」を深化させるための重要な手段となることでしょう。
また、Nerholはこれまでにも多くの展覧会に参加しており、国内外で評価を受けています。具創作の際には、生活の中で見逃されがちな有機物の多層的な存在を解読することを試み、その成果を観る人々に伝えてきました。彼らの作品を通じて、私たちはアートの持つ力を再認識することができるでしょう。
是非、Nerholの新作展「REVERBERATION」に足を運び、この独特なアート体験をお楽しみください。作品によって、あなた自身の時間や歴史について考え直す貴重な機会を得ることができるかもしれません。彼らの活動と作品が、私たちの生活にどのような影響を与えるのか、ぜひその目で確かめてください。
会社情報
- 会社名
-
en one tokyo 株式会社
- 住所
- 東京都渋谷区神宮前6-14-15
- 電話番号
-
03-6427-5834