マクニカのIoT展開
2015-11-04 11:30:02
マクニカがET/IoT Technology 2015にて新たなIoTソリューションを発表
マクニカ、ET/IoT Technology 2015に出展
技術商社マクニカは、2015年11月18日から20日にかけて開催されたET/IoT Technology 2015で「Mpression IoT PoC(Proof of Concept)」を展示しました。このイベントでは、IoT(モノのインターネット)システムの重要な要素技術が紹介され、来場者に向けた多様なソリューションが提供されました。
IoTの重要性とマクニカの取り組み
IoTシステムの構築には「センシングデータの収集」「データプロセッシング」「無線通信によるデータ転送」「クラウド上のデータ保存」「セキュリティの確保」「ビッグデータの分析」「データの可視化」など、多岐にわたる技術が求められます。これに対してマクニカは、半導体とネットワーク事業で得た知見を活かし、必要な要素を組み合わせた「Mpression IoT PoC」を用意しました。
この取り組みは、IoTシステムの開発を促進することを目的としており、展示ブースではデータ処理の流れに沿った具体的な説明が行われました。来場者は導入時の参考として、提案されたソリューションを検討することができました。
セキュリティ講演に注目
さらに、IoTトラックカンファレンスでは、特に注目される「IoTシステムにおけるセキュリティ」をテーマにした講演が行われました。ここでは、組込み設計におけるセキュリティ要件や具体的な対策の手法が議論され、来場者は実際の事例を通じて深い理解を得ることができました。この講演は、11月20日(金)の16:00から16:45にアネックスホール2階で実施され、事前登録が必要ということもあり、多くの業界関係者の関心を集めました。
ブースの詳細な展示内容
1. センシング・ゲートウェイゾーン
このゾーンでは、センサーからデータを取得し、ゲートウェイまで無線通信を行う仕組みが示されました。特に注目されたのが、様々なセンサー端末とゲートウェイを組み合わせた事例です。具体的には、IoTデバイスで使用される加速度センサーや温湿度センサーなどが紹介されました。マクニカの最新デバイス群は、簡単なラピッドプロトタイピングを実現し、新たな製品開発を進める手助けとなっています。
2. セキュリティ・ネットワークゾーン
ここでは、IoTシステム内で必要とされるセキュリティ技術の紹介が行われ、多くのICTサービスがクラウドを通じて提供される中で、どのようにデータを安全に転送し、保存するかに焦点が当てられました。
3. モニタリング(可視化)ゾーン
最後のゾーンでは、世界中のセンサ端末から集めた環境データを可視化するデモが実施されました。マクニカの拠点を活用したデモは、リアルタイムでの環境データの収集とモニタリングが可能で、来場者はその迫力に感心した様子でした。
ET フェスタの開催
イベント中には、11月19日(木)17:00から「ET フェスタ」が開催されます。この場では、マクニカの本社がある横浜が誇る「横浜ビール」と、様々な地域の銘酒が楽しめる企画が用意されており、IoTや組込み技術についてのカジュアルな交流が期待されます。
マクニカのビジョン
マクニカは1972年の設立以降、エレクトロニクスや情報通信分野で活動を続けており、高度な技術と知識を持つチームが支える独自のサービスを提供しています。今後も、技術の進化に応じた新たなソリューションを展開していくことが期待されています。詳細情報や最新の更新は、マクニカの公式ウェブサイトを訪れることで得られます。
会社情報
- 会社名
-
株式会社マクニカ
- 住所
- 神奈川県横浜市港北区新横浜1-6-3マクニカ第1ビル
- 電話番号
-
045-470-8980