株式会社With Midwifeが助産師を応援する特別企画
株式会社With Midwifeは、2025年の10月から11月を「助産師キャリア応援月間」と定め、全国規模での特別企画を実施することを発表しました。この企画の目的は、少子化や産科の縮小に悩む助産師に対し、病院以外での新しい働き方やキャリア形成の手助けをすることです。
助産師の現状と課題
日本の助産師は約7万人いますが、実際に病院や施設で勤務しているのは約3.5万人に限られています。少子化や分娩施設の閉鎖によって助産師が行う「正常なお産のケア」の機会は減少してきました。しかし、産後ケア施設やオンライン相談、企業内の健康相談など新しいフィールドが広がっています。
助産師本来の役割は妊娠や出産に限らず、生理や家族計画、さらにはメンタルヘルスなど広範囲に及び、地域や企業でのニーズも高まっています。それにもかかわらず、助産師自身がキャリアを考える機会は少ないのが現状です。人生100年時代と言われる今、自分の強みや価値観を見つめ直し、転機に柔軟に対応できる力が求められています。
具体的なプログラム内容
「助産師キャリア応援月間」では、合計5つの特別企画が展開されます。
1.
無料キャリアカウンセリング:
国家資格を持ち、助産師であるスタッフによる個別キャリア相談を提供します。45分間の相談は通常3000円から5000円ですが、10月6日から31日までの期間限定で無料で実施します。毎週5名限定で、平日9時から17時、または20時から22時の時間帯で調整が可能です。
2.
助産師交流会:
助産師キャリアランチが10月9日に東京で開催され、病院以外で活躍する助産師やキャリアコンサルタントとの交流が行われます。さらに、11月8日には全国10か所で同時に助産師交流会が行われ、約100名の参加が見込まれています。
3.
基礎から学ぶ妊娠・産後の食事ケアセミナー:
10月14日には、管理栄養士の住吉彩が講師を務める特別公開セミナーがオンラインで開催されます。参加者にはアーカイブ配信も提供されます。
4.
キャリアデザインプログラム:
11月28日にはオンラインで、翌29日には東京で助産師同士の対話を通じてキャリアを深めるグループカウンセリングが実施されます。各回20名限定となっています。
5.
ミニ・ジョサンシ仕事展:
企業内助産師の実際についてのインスタライブが10月24日に予定されています。視聴は無料です。
「License says」プログラムの紹介
「License says」は株式会社With Midwifeが提供する助産師向けのリスキリングプログラムです。助産師は、医療知識だけでなく、ビジネスやITスキルなど幅広い知識を体系的に学ぶことができます。また、助産師のためのキャリア支援も行い、悩みを持つ助産師を支えています。
結びに
株式会社With Midwifeの代表取締役である岸畑聖月氏は、助産師が自身の価値を見出し、その力を広げることが重要だと述べています。時代の変化に対応し、自分らしいキャリアを選んでいけるサポートを行いたいという思いが込められています。助産師として働く皆さんに、少しでも前向きな気持ちを届ける取り組みとして、「助産師キャリア応援月間」は重要な役割を果たすことでしょう。
実施概要
- - 名称: 助産師キャリア応援月間
- - 実施期間: 2025年10月~11月
- - 主催: 株式会社With Midwife
- - 対象: 助産師(現職・休職中問わず)、一部助産学生も可
- - 公式サイト: License says
株式会社With Midwifeは、助産師が自立し多様なキャリアを築ける未来を目指しています。