三重県伊勢市に本社を置くクラフトビール醸造所「ISEKADO(伊勢角屋麦酒)」が、新たな挑戦としてメタバース空間への進出を果たした。11月14日より、株式会社フューチャーショップが運営するVRワールド「FUTURE 20th SQUARE」にバーチャルポップアップストアをオープンする。
ISEKADOは、今回のメタバース出店を通じて、ユーザーにクラフトビールの醸造体験をオンラインで提供することを目指す。バーチャル空間では、酵母やホップの種類を選び、自分だけのオリジナルビールを醸造できる。仕上がったビールのイメージを見ながら、ISEKADOのビジョンである「ビールの世界をおもしろくする」や「クラフトビールの持つ多様性」を視覚的に体験できる。
「FUTURE 20th SQUARE」は、昨年から30,000人以上の来場者を記録した、ヨーロッパのクリスマスマーケットをイメージした幻想的なバーチャル空間。リニューアルされた空間では、バーチャルポップアップストアでの体験とECサイトへのアクセスをスムーズに繋げ、新たな消費行動を提案している。
ISEKADOは、今回の取り組みを通じて、メタバースという革新的なプラットフォームを活用し、従来のリアル店舗やECサイトとは異なる新しいリテールチャネルを開拓する。ユーザーがバーチャル醸造体験を通してISEKADOのクラフトビールの魅力に触れ、公式ECサイトでの商品購入へと繋げることで、より直感的で没入感のある購買体験を提供する。
メタバース空間での醸造体験は、クラフトビールの世界をより身近に感じ、その奥深さを理解するきっかけになるだろう。ISEKADOは、今後もメタバースを活用した革新的な取り組みを展開し、クラフトビールの魅力を世界に発信していく。