世代間ギャップ調査
2016-09-16 15:40:01

世代間ギャップが浮き彫りに!若年層とシニア層の意識調査結果

世代間ギャップが見える!意識調査の結果



2016年に明治安田生命が行った、世代間ギャップに関する意識調査の結果が発表されました。調査対象は20代から79歳までの男女1,080人、全国を対象にインターネットで実施され、さまざまな興味深い結果が浮かび上がりました。

1. お金、消費、言葉における世代間ギャップ



調査結果の中で特に注目されたのは、世代による消費行動や金銭感覚の違いです。20代は75.0%が現金を選ぶと回答し、現金主義が際立っています。一方で、電子マネーの利用率は60代と同じ水準にあるのも興味深い点です。

また、臨時収入が手に入った場合、20代は「貯金する」という回答が多く、60代以上は「旅行に行く」と答えています。これは、将来に対する不安が若年層の貯蓄行動に影響を与えている可能性を示唆しています。

さらに、「ヤバイ」という言葉の意味に関しても、世代間で意見が割れました。全体の55.6%が「危険・危ない」と認識している一方、20代と30代の14.4%は「とてもすばらしい・よい」と解釈しています。このような言葉の使い方の違いからも、世代間のギャップが見て取れます。

2. 流行に関する認知度検定



続いて行った流行に関する認知度検定では、若年層が流行に対して敏感である一方で、中高齢層の消費市場の可能性が示されました。20代と50代の平均点差はわずか5点未満であり、年齢と共に流行に対する関心が鈍るのではなく、むしろ潜在的な消費マーケットとしての希望も感じられる結果となりました。

例えば、指原莉乃さんが第8回AKB48選抜総選挙で1位になったことを知る60代以上の正答率は約50%。また、「おにぎらず」や「Pokémon GO」に関しても、世代を問わず認知されていることがわかりました。ファストファッションブランドについては、30代の認知が最も高く、年齢が上がるにつれてその認知度は下がる傾向があります。

まとめ



これらの結果は、世代間のギャップが多様な形で現れていることを示しています。現金志向や消費の優先順位、さらには言葉の解釈まで、異なる世代間では数々の違いが存在することが分かりました。企業にとっては、このような世代間のニーズを理解し、ターゲティング戦略を練ることが重要です。また、シニア層に対するアプローチが新たなビジネス機会につながる可能性も期待されます。今後のさらなるリサーチと分析が待たれます。

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明治安田生命保険相互会社
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東京都千代田区丸の内2-1-1 
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