サラダクラブが初の全直営工場一斉休業を決定
パッケージサラダの製造・販売を手掛ける株式会社サラダクラブが、2026年1月1日(木・祝)に初めて全7工場の製造を一斉に休止することを発表しました。この決定は、創業から27年目にして初めての取り組みとなります。会社の代表である新谷昭人氏は、従業員の働き方改革を推進し、持続可能な業界への第一歩と位置付けています。
背景と課題
現在、パッケージサラダ市場は約2,000億円と急成長を遂げており、多くの家庭で需要が高まっています。一方で、この業界には商品特性上、消費期限が3日から5日と短く、毎日の鮮度確保が求められるため、サラダクラブの製造工場はこれまで1年365日稼働を続けてきました。
そのため、工場や物流、営業部門の多くの従業員は、休日中にも急なトラブル発生に備える必要があり、実際には十分な休息を取ることが難しい状況でした。このような心理的負担を軽減するために、サラダクラブは「働き方改革」を最優先課題とし、健康経営を進めることが重要であると認識しています。
休業の取り組み
今回の一斉休業は、販売店や物流会社の理解と協力により実現しました。休業対象日は2026年1月1日で、対象となるのは自社の7工場(五霞工場、中河原工場、遠州工場、伊丹工場、真庭工場、三原工場、鳥栖工場)です。また、全国の地域が対象で、沖縄を除く地域に販売されるパッケージサラダも休業となります。
なお、年始の商品の供給は事前に注文をいただいている分については、販売店に納品を行います。
今後の取り組み
この一斉休業は、「働き方改革」を推進することで、従業員のエンゲージメントを高め、その結果としてより高品質な商品を提供できるようにすることを目指しています。2026年も1月2日から製造を再開し、さらに働きやすい環境の整備を進めていく方針です。サラダクラブは今後も従業員の健康を守り、食卓を支える企業であり続けることを目指しています。