Linux Professional Institute、日本資格者支援強化を発表
Linux Professional Institute(LPI)は、オープンソースの専門家や資格者への支援を強化するため、今後5年間の計画を発表しました。この計画は、日本の技術者のニーズに応えるものであり、グローバルな認定基準の適用が進みます。
「オープンソースはコモディティ化されており、そのプロフェッショナルに対する需要が高まっています」とLPIのG. Matthew Riceエグゼクティブ・ディレクターは話しています。彼はまた、今後のサービスの多様化と世界的な市場に対応するために、認定資格者が重要な役割を担うことを強調しました。この新たな取り組みは、日本の市場の特性を十分に反映させることも目指しています。
加えて、LPIは認定資格の進化を進めるため、試験のバージョンアップにも取り組んでいます。ドイツに本拠を置くCertification Developmentのディレクター、Fabian Thorns氏は、「LPI試験は、国際的なコミュニティのフィードバックによって進化しています」と述べました。
特に注目されるのは、LPIC-1 Linux認定のバージョン5.0へのアップデートです。この夏には無料のベータテストが東京で行われる予定で、現役のシステム管理者が開発プロセスに参加できる機会が設けられています。日本での技術者コミュニティの積極的な参加が期待されています。
日本のプログラムの一環として、LPIは新たにコミュニケーション・ディレクターとして伊藤健二氏を任命しました。伊藤氏は、オープンソース企業のEnterpriseDBなどで培った豊富なマーケティング経験を活かし、認定資格者のニーズを理解するための調査を実施する予定です。「LPI認定資格者に対するアンケートを通じて、今後の計画に活かす情報を集めていきます」と伊藤氏は語り、さらに日本独自のソーシャルメディアの活用も推進するとのことです。
受験方法について
受験希望者は、以下の手順で参加が可能です。
- - 新規登録: LPI-IDをお持ちでない方は、こちらから新規登録を行ってください。
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- - 試験の選択: LPI-IDをお持ちの方は、LPIC-1、LPIC-2、LPIC-3などのプログラムをPearson VUEテストセンターで受験できます。
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- - バウチャー購入: 受験用のバウチャーはPearson VUEで購入可能です。
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詳細な資格情報は、以下のURLを参照してください。
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これらの取り組みは、Linux Professional Instituteが設定したグローバルな基準に基づき、日本のIT業界におけるプロフェッショナルの育成、支援に寄与することを目指しています。LPIが掲げるビジョンの実現により、オープンソース技術のさらなる発展が期待されます。これからの日本のIT専門家たちの活躍を見守りたいものです。