2025年の顔文字文化を振り返る
きせかえ顔文字キーボードアプリ「Simeji」は、正式に認定された『顔文字コミュニケーションの日』を記念し、2025年に世界で最も使用された人気顔文字TOP5を発表しました。この発表は、言語の壁を越えて感情を伝えるツールとしての顔文字の重要性を再認識する機会となりました。
世界で最も人気の顔文字は?
2025年上半期において最も使用された顔文字は「•᷄ࡇ•᷅」でした。この顔文字は、困惑や気まずさ、自虐といった言葉にしづらい感情をやわらかく表現するもので、16か国中11か国で第1位となりました。また、こちらの顔文字はスペイン語圏で特に使われ、大げさな感情表現にも用いられています。
一方、日本では「^_^」が1位となりました。この顔文字は、基本的には笑顔や挨拶の意味を持っており、様々な文脈で使われるため、両義性の魅力を持っています。
各国の顔文字文化の違い
調査結果からも、顔文字は国や文化によって使われ方が異なることが明らかになりました。アメリカやイギリスでは多彩な表情をストレートに伝える顔文字が人気で、日常の感情をそのまま表す文化があります。一方、日本ではシンプルで、無難な顔文字が好まれ、感情を効率良く伝える傾向がみられました。
特徴的な顔文字の例
インドのデコ文字文化
インドでは、2位に「࿔ ֶָ֢˚˖𐦍˖˚ֶָ֢ ࿔」という装飾的な顔文字がランクインしました。この顔文字はSNSのプロフィールを華やかにするために使われており、見た目の美しさを重視しています。
インドネシアのBlush wink
インドネシアでは「( ͡ _ ͡°)ノ⚲ ♫」という顔文字が登場。これは、可愛さや恥ずかしさを表すもので、特に推し活の応援投稿といった場面で使われます。
ベトナムやロシア、アルゼンチンの愛情表現
ベトナムでは「- ̗̀ (ෆ•̀o•́ෆ)۶ FIGHT☆ͦ͗Goー」など、仲間を励ます文化が顔文字にも反映されています。対してロシアやアルゼンチンでは、愛をテーマにした顔文字が多く、情熱的な文化が表現されています。
日本の顔文字文化を支えるシンプルさ
日本では「^_^」や「(;;)」などのシンプルな顔文字が上位に入っており、感情を伝えるのに特化しています。特に「^_^」は、世代ごとに使われ方が異なり、若い世代は主に失敗や気まずさをユーモアを交えて表現する一方、年上世代はお礼や挨拶という誠実な意味合いで好まれています。
顔文字の使う理由と世代別の特徴
顔文字を使う理由も世代によって異なります。10代から20代は「かわいい」や「個性を出せる」ことを重視し、30代以降は感情を細かく表現できる点を重視します。これにより、SNSでのトーンを整えたり、文章に柔らかさを加えたりしています。
世界的な愛情表現としての顔文字
調査の結果、愛を表す顔文字は9か国でランクインし、国ごとの異なる文化が顔文字を通じて共有されていることが分かりました。特にタイやアルゼンチンでは、ハートに関連する顔文字が多く、愛情表現が強調されています。
結論:顔文字によるコミュニケーションの今後
この調査結果は、顔文字が単なる記号以上の存在であり、文化や価値観を映し出すツールであることを示しています。今後もSimejiは、ユーザーインタビューを通じて更に深い文化を探求し、より豊かなコミュニケーション体験を提供していきます。また、公式X(旧Twitter)にて記念キャンペーンを実施し、顔文字の魅力を広めていく予定です。
ぜひSimejiで多彩な顔文字を活用し、コミュニケーションを楽しんでください。