AIを駆使した株式投資アルゴリズム開発プラットフォーム『QuantX』が登場

新たな株式投資の形を提供する『QuantX』

株式会社Smart Tradeは、11月20日より人工知能を取り入れた株式投資アルゴリズムの開発・販売プラットフォーム『QuantX』を提供開始することを発表しました。このプラットフォームは、投資家とエンジニアの双方に使いやすい選択肢を提供し、金融業界におけるアクセスの民主化を目指しています。

エンジニア向けの開発プラットフォーム「QuantX Factory」

『QuantX Factory』は、エンジニアが株式投資アルゴリズムを開発するための高度なプラットフォームです。Python言語に基づき、約200種類の金融関数と非常に速いバックテスト機能を利用できることで、エンジニアは効率的にアルゴリズムを開発することが可能です。このプラットフォームは、2017年から提供されているβ版が人気を博し、ウォールストリートの金融エンジニアたちからも注目されています。アルゴリズムを自ら運用することはもちろん、『QuantX Store』での販売も可能です。

投資家向けのアルゴリズム販売プラットフォーム「QuantX Store」

『QuantX Store』は、投資家がエンジニアたちが開発した株式投資アルゴリズムを購入できるプラットフォームです。販売されるアルゴリズムの過去の成績や設計方針を確認でき、自分の投資スタイルに合ったものを選ぶことができます。購入したアルゴリズムは、設定した銘柄の売買シグナルを生成する機能を持ち、投資家はそれに従って売買を行えます。また、アルゴリズムを実行するために別途運用エンジン利用料がかかりますが、手頃な価格で月額制のプランを選択できます。

AIの活用による革新

Smart Tradeは、人工知能の活用によってさらなる進化を目指しています。『QuantX』プラットフォーム内に集まったアルゴリズムとその運用成績を基に、AIが最適な投資アルゴリズムを自動で生成する『QuantX AI』の開発にも着手しています。これにより、最新の市場トレンドに適応した株式投資アルゴリズムの提供が実現します。

市場の拡大へ向けたビジョン

現在、『QuantX』は日本株と上海市場に対応していますが、将来的には仮想通貨にも対応する予定です。急成長を遂げる仮想通貨市場において、Smart Tradeの技術がどのように生かされるのか、期待が高まっています。

「AIとテクノロジーの力で金融をオープンにしたい」という理念のもと設立されたSmart Tradeは、投資家とエンジニアをつなぎ、より多くの人々が金融の世界にアクセスできるようサポートすることを目指しています。