株式会社NexaScience、生成AIプロジェクト『GENIAC』に採択
株式会社NexaScience(以下、NexaScience)が、この度、経済産業省およびNEDOが実施する生成AIの開発プロジェクト『GENIAC』に選ばれました。このプロジェクトは国内における生成AIの研究・開発力を強化することを目的にしており、NexaScienceは、今後のAIエージェントシステムの開発を加速させることが期待されています。
NexaScienceのビジョン
NexaScienceは、AIによって科学技術の進歩を追求するスタートアップです。代表取締役CEOの牛久祥孝氏は、「AIで科学技術を革新する」という明確なビジョンを掲げており、研究開発から事業化までを自律的に推進するマルチAIエージェントシステムの構造を構築しています。特に、GENIACにおいては、複数のAIが協調してタスクをこなす新しい方法論の確立を目指しています。
自律駆動R&Dの実現へ
NexaScienceが開発する「AIエージェントアダプター」は、複雑なタスクを遂行するための基盤モデルです。従来のAIエージェントの性能を向上させるためには、多大な計算リソースが必要とされる一方で、NexaScienceのアプローチでは、AIエージェント間の通信を最適化することで、基盤モデルの再学習を不要にすることが可能となります。この方法論により、研究や開発のプロセス全体がより効率的に行われることが期待されています。
技術的な特性
この技術の中心にあるのは、ポスト5Gの技術を駆使することで、超低遅延かつ多数の接続を持つ分散型AIシステムを構築することです。これにより、IoTデバイスを含む多様な環境において、高精度なAIエージェントを迅速に適用できるようになります。
- - 計算リソースを大幅に削減:従来のファインチューニング技術と比較して、コストの削減が実現し、スピーディな研究開発が可能に。
- - ゼロショットでのタスク適応:未知のタスクに対しても、自律的な最適化を行うことで高いパフォーマンスを実現。
- - 優れた汎用性と拡張性:特定モデルに依存せず、様々なAIを組み合わせた柔軟なシステム対応が可能。
社会実証とプロダクト開発
NexaScienceは、GENIACプロジェクトでの成果を、自社プロダクトであるNexaシリーズに統合する方針です。これにより、研究開発の実用化に向けた実証を進め、社会への実装を期待しています。Nexaシリーズには、研究者向けの「NexaPapers」、知財関係者向けの「NexaPatents」、事業者や投資家向けの「NexaCollab」があり、それぞれ独自の支援機能が備わっています。
実証ユーザーの募集
本プロジェクトに参加希望の企業や研究機関を募集中です。興味をお持ちの方は、NexaScienceまでご連絡ください。最初の実証ユーザーとして、この革新的な技術をいち早く体験するチャンスをお見逃しなく。
企業情報
NexaScienceは、東京都渋谷区に本社を持ち、研究開発や事業化支援を行うAIプラットフォームを提供するスタートアップです。設立は2024年ですが、そのビジョンと技術力は既に注目を集めています。公式ウェブサイトにはさらなる詳細が掲載されており、リンクは
こちらです。興味がある方は、ぜひ訪れてみてください。