NEC、24年連続でFTSE4Good Index Seriesに選定される栄誉

NECがESG投資の世界的指標に選出される

日本のIT業界のリーダーであるNECが、ロンドン証券取引所グループの出資会社FTSE Russellが発表する「FTSE4Good Index Series」に、24年連続で選定されました。これは企業の環境、社会、ガバナンス（ESG）への取り組みを評価する重要な指標であり、NECが長年にわたりこの分野で優れた業績を上げていることを示しています。

FTSE4Good Index Seriesとは

FTSE4Good Index Seriesは、企業が実践しているESGに関連する活動を測定するために設計されています。多様な市場参加者がこの指数を利用して、責任投資ファンドやその他の金融商品の評価を行っています。FTSE Russellの評価は、コーポレート・ガバナンス、健康・安全性、腐敗防止、気候変動など多岐にわたります。選定される企業は、これらの基準を満たしている必要があります。

NECは、最近のFTSE RussellによるCompany Research Reviewにおいて、ESGへの高い貢献が評価され、満点5点中4.6点の高スコアを獲得しました。これにより、同社は「FTSE4Good Index Series」に24年連続で組み込まれました。

日本の年金基金が採用する指数にも選定

さらに、NECは「FTSE Blossom Japan Index」や「FTSE Blossom Japan Sector Relative Index」といった、日本株を対象とする主要なESGインデックスにも含まれています。これらは年金積立金管理運用独立行政法人（GPIF）が採用しているもので、NECはその設立当初から全ての構成銘柄に組み込まれています。

持続可能な成長に向けた取り組み

NECは2005年に、国連グローバル・コンパクトに署名し、人権、労働、環境、腐敗防止といった原則に基づいて、社会に対する責任を果たしながらSDGsの達成に貢献することを目指しています。2025年に向けた中期経営計画も、この方向性を強化する内容であり、持続可能な成長を実現するためのESG視点での経営に注力しています。

NECの最新の取り組みについては、NEC ESGデータブック2025にまとめられており、会社の社会的な役割を果たすための努力が詳しく報告されています。