元競泳日本代表・萩原智子氏、『HEROs PLEDGE』参画で環境保全へ貢献
2000年シドニーオリンピック競泳日本代表として活躍した萩原智子氏が、スポーツ界横断の環境保全プロジェクト『HEROs PLEDGE』にパートナーアスリートとして参画しました。
萩原氏は現役引退後も、水泳の普及や講演活動、主催する水泳大会などを通して社会貢献活動を精力的に行っています。特に、水への感謝の気持ちを子どもたちと共有する「水ケーション~森と水の授業~」では、次世代へ美しい水を残すための活動に力を入れています。
今回の『HEROs PLEDGE』への参画は、水への感謝というこれまでの活動と、地球規模の環境問題への取り組みが合致した結果です。地球温暖化による異常気象や、その影響による食糧危機、生物減少といった深刻な問題を認識し、未来世代がスポーツを楽しめる環境を守りたいという強い思いから、このプロジェクトへの参加を決めたそうです。
『HEROs PLEDGE』は、スポーツイベントにおける使い捨てプラスチックごみの削減を目指すプロジェクトです。2027年度末までに主要スポーツイベントでの使い捨てプラスチックごみ半減を目指し、アスリートやスポーツ団体と連携しながら、啓発活動や削減施策に取り組んでいます。
萩原氏は、『HEROs PLEDGE』参画後、まず自身が主催する「萩原智子杯水泳大会」で具体的な行動を起こします。山梨県、福島県、愛知県で開催される大会において、競技役員や来場者へのマイボトル利用促進、環境問題に関するクイズ、プラスチック削減に向けた啓発活動などを実施予定です。
萩原氏のコメントにもあるように、水泳という競技を通して培われた水への感謝の気持ち、そして未来への責任感が、今回の取り組みの原動力となっています。
萩原智子氏のプロフィール
・元競泳日本代表
・1980年山梨県生まれ
・山梨学院大学大学院修了
・高校時代インターハイ200m背泳ぎ3連覇
・シドニーオリンピック200m背泳ぎ4位、200m個人メドレー8位入賞
・現役引退後はスポーツアドバイザーとして活動
・山梨県、福島県、愛知県で「萩原智子杯水泳大会」を開催
・水への感謝を伝える「水ケーション」活動に注力
・2024年7月には絵本『ペンギンゆうゆよるのすいえいたいかい』を出版
「HEROs PLEDGE」への参画
『HEROs PLEDGE』は、すでに34名のアスリートと18のスポーツ関連団体が参加しており、萩原氏の参画により、更なる取り組みの拡大が期待されます。
このプロジェクトは、アスリートが環境問題への意識を高め、行動を起こすことで、ファンや一般の人々にも環境問題への関心を高め、持続可能な社会の実現に貢献しようとするものです。
萩原氏の「水への感謝」という活動の根底にある精神は、『HEROs PLEDGE』の目指す方向性と見事に合致し、その活動は、多くのアスリートやスポーツ関係者、そして一般の人々にも大きな影響を与えるでしょう。
今後の展望
萩原氏の「萩原智子杯水泳大会」での取り組みは、単なるプラスチック削減にとどまらず、環境問題への意識改革を促す大きな一歩となるでしょう。大会参加者への啓発活動を通して、環境問題に対する理解を深め、持続可能な社会の実現に向けて行動を起こす人を増やすことが期待されています。
『HEROs PLEDGE』は、スポーツ界を起点とした環境保全活動の好事例として、今後ますます注目を集めることになるでしょう。
取材に関する問い合わせ先
株式会社スポーツバックス
担当:泉(
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