sinsoが新しい寝具を提案
2022-12-12 14:00:01
「sinso」が提案する新たな寝装具の形、持続可能なライフスタイルを実現
新たなライフスタイルブランド「sinso」の誕生
富士山の麓で新しいライフスタイルブランド「sinso」が立ち上がりました。このブランドは、古くからの寝装具文化に立ち返り、持続可能な寝具を提案することを目的としています。
「sinso」は、富士山麗に本体を持つ「ヨネバヤシリース」の新たな挑戦であり、同社のルーツは昭和初期に設立された寝装具店「寝装の米林」です。
この歴史ある寝具店は、一度廃業するも宿泊施設に転換し、バックパッカー向けのホステルとリノベーションしたホテルを展開。今回、再び寝装具に注目し、新たなブランドを立ち上げる運びとなりました。
布団の持つ本来の価値を再認識
日本独特の布団は家庭において、代々受け継がれることが多かった一方で、徐々にその価値が薄れてしまいました。大量生産と効率化が進む中で、布団は消耗品のような扱いを受けてしまっています。そこで、sinsoは布団の本来の価値を再構築すべく、耐久性の高さや手入れ方法に注目しています。この考えを元に、100年持つと言われる高品質な羽毛や、日本の寝具文化の一部である打ち直し技術を活用し、人と地球に優しい寝具を提案していきます。
sinsoの製品に秘めた3つのこだわり
1. 地域に最適化された羽毛布団
sinsoでは、日本の多様な気候に応じて羽毛の量をカスタマイズしています。市販の布団のように統一された羽毛量ではなく、地域ごとの標高や温湿度に応じてオーダーメイド。たとえば、長野県や山梨県に展開している宿泊施設「SANU 2nd Home」では、その土地に合わせた最適な布団を提供しています。
2. 綿100%の洗いざらし
和らぎと心地良さを追求した布団のカバーは、綿100%で洗いざらしの状態で提供されます。従来のアイロン掛けや糊付けを行わないことで、自然な肌触りを実現。静電気が発生しにくく、爽やかな質感が漂い、布団本来の良さが引き出されます。
3. サブスクリプションサービスによる再利用
宿泊施設向けに特化したsinsoは、布団の販売だけでなく、サブスクリプション形式のサービスも提供。契約終了後には責任を持ってクリーニングし、再利用や再商品化を考慮した仕組みを持つ。歴史ある打ち直し技術を駆使し、経済的かつ持続可能な利用方法を提案します。
自社クリーニング工場の設立
2022年に設立された「sinso office & factory」は、寝具のクリーニングに特化した工場です。環境に配慮したオゾン水を使用し、洗剤の使用量を減らし、低温での洗浄効果も期待できます。これは地球に優しい取り組みの一環として、すべての工程を自社で行う体制を構築したものです。
ブランド代表のメッセージ
ヨネバヤシリース株式会社の代表、米林琢磨氏は「私たちの使命は、布団の文化を再構築し、それを現代に生かすことです」と語ります。高品質な寝具を提供するだけでなく、地域文化と合わせた新しい価値を見出したいと考えています。自らの宿泊施設を持ちながら、実践と試行錯誤を重ね、布団業界の再生を目指しています。
このように、sinsoは寝装具業界における革新と持続可能性を両立させつつ、現代の人々に新たな選択肢を提供していくのです。
会社情報
- 会社名
-
ヨネバヤシリース株式会社
- 住所
- 山梨県富士吉田市大明見2-37-14
- 電話番号
-