スマホを用いた革新的なホテル鍵システム
株式会社コノルは、従来のホテルルームキーの概念を覆す新たな製品、CHLシリーズを発表しました。このプロダクトは、最新のNFC技術を搭載し、スマートフォンをホテルの鍵として利用できるようにするものです。
CHLシリーズの基本概念
CHL基板を基にしたこのシステムは、宿泊者が物理的なキーを持ち歩く必要をなくし、スマートフォン一つでホテルのルームにアクセスできることを目指しています。さらに、このシステムは既存のホテルの鍵管理システムに円滑に統合できるため、新築物件だけでなく、既存の宿泊施設のアップグレードにも対応可能です。
機能と連携
CHLシリーズは、既存の「Clue for Hotel」鍵管理クラウドサービスと連携し、従来の鍵の管理をより簡素化し、遠隔操作ができるようになります。この仕組みにより、宿泊施設の管理者は利便性の高い運営を実現できるでしょう。管理用の専用アプリを利用すれば、ユーザーは簡単に設定を行えるため、特別な技術知識は必要ありません。
製品ラインナップ
CHLシリーズには以下の特長的な製品がラインナップされています。
- - ホテルルームキー「CHLG-101」:当社のCHL基板を搭載した新しいモデルで、スマホとの連携が可能です。
- - 汎用カードリーダー「CMR」:このリーダーは最新技術に対応しており、従来のカードキーのみならずスマートフォンやWalletにも対応しています。
- - カードライター「CMW」:物理カードキーの発行や更新をオフラインで行える専用のカードライターです。
CHLシリーズの特長
このCHLシリーズの製品を利用することで、以下のような利点があります。
- - フロント業務の効率化による人材不足の解消
- - ホテル専用機器の不要化によるコスト削減
- - スマートフォン完全対応のサービス展開
- - アプリ内SDKやWallet利用のサポート
- - 鍵に関連する他のホテルサービスとの連携が容易
- - 長期にわたるファームウェアアップデート保証
- - PMS等のシステム連携に向けたSDKの提供
提供スケジュールと今後の展望
CHLシリーズの受注は2025年2月4日から開始され、出荷は同年6月以降を予定しています。製品によって出荷日が異なるため、詳しいスケジュールはお問い合わせが推奨されます。また、2025年2月4日から行われるホテルショー2025では、コノルブースでこのCHLシリーズのデモが行われる予定です。来場者は実際の製品に触れ、体験することができます。
会社概要
株式会社コノルは、東京都千代田区に位置し、2010年に設立されました。代表取締役は溝田隆明氏で、資本金は38,650,000円です。詳細な情報は
こちらから確認できます。
このように、コノルのCHLシリーズは、これからのホテル業界におけるデジタルトランスフォーメーションを加速し、より便利で快適な宿泊体験を提供するための試みとなっています。宿泊施設関係者にとって、是非注目すべき製品です。