AI成長を支えるデータセンター
2025-12-17 07:17:27

AirTrunk、大阪にハイパースケールデータセンターを新設しAI成長を推進

AirTrunkが大阪に新しいハイパースケールデータセンターを建設



日本を含むアジア太平洋(APJ)および中東地域で展開するデータセンター事業者AirTrunkが、待望の新施設「OSK2」を大阪に建設する計画を発表しました。これは、クラウドおよび人工知能(AI)のさらなる発展を支える重要なステップとなります。今回の新センターにより、日本はデジタルインフラの強化を図ることができると期待されています。

新施設の概要



OSK2は、大阪東部に位置し、最大IT容量としては100MWもの電力を提供できる非常に強力な施設です。この新しいデータセンターは急増するグローバルテクノロジー企業やAI関連の需要を受けて設計されており、既存のOSK1(20MW)を補完する形で、地域における安定性とバランスを提供します。これにより、関西地区でのITインフラの多様性が高まるとともに、実際の業務運営においても信頼性が増します。

AirTrunkの成長と投資



AirTrunkは、OSK2の導入により日本国内でのハイパースケールプラットフォームの規模を530MWに拡大する計画です。この新施設は、今後数年間にわたりAirTrunkが計画している約80億米ドル(およそ1兆2000億円)的な資本投資の一環として位置づけられています。

創業者でありCEOのRobin Khuda氏は、「日本はAirTrunkのプラットフォーム成長において非常に重要です。大阪と東京への継続的な投資は、デジタル変革を支えるインフラ構築への長期的なコミットメントを示すものです。日本における関係性は、我が社にとって不可欠であり、これを通じてAIとハイパースケールデータセンターの未来を共に築いていくことができると信じています」と語っています。

地域経済への影響



AirTrunkの大阪進出による投資は、日本国内で約15億7000万米ドル(約2440億円)を投じており、このインフラの建設や運営により、多くの雇用を創出しています。また、地元の請負業者やサプライヤーとの協力を通じて、地域経済にも良い影響を与えています。

さらに、12月12日には、AirTrunkの東京オフィスが新たなランドマーク『六本木ヒルズ森タワー』に移転することも発表されました。これにより、従業員数が急増し、新オフィスの規模は移転前の3倍にもなります。現在、AirTrunkは日本国内に100名以上の従業員を雇用しており、今後の成長を見据えた人員増強計画も進行中です。

日本のデジタル未来への貢献



OSK2の建設は、日本が目指すアジア太平洋地域におけるAIと持続可能なデジタルインフラの中心地となるための重要な一歩です。日本政府は「Society 5.0」などの施策を通じてAIとクラウドインフラを国家発展の中心に据え、デジタル変革を推進しています。AirTrunkの投資は、このビジョンを直接的に支えるものと言えるでしょう。

経済産業大臣のコメント



経済産業副大臣である山田賢司議員も、AirTrunkの移転式典に出席し、「日本はイノベーションを加速し、強固なデジタル基盤を築くために努力しています。AirTrunkの新たなデータセンターの建設は、我が国の国家的な優先課題である責任あるAI導入を推進する上で不可欠です」と述べています。これにより、日本はテクノロジー領域でのリーダーシップをさらに強化することが期待されます。

結論



AirTrunkが大阪に新たなデータセンターを建設することは、日本におけるデジタルインフラの強化に寄与するだけでなく、地域経済の発展にも貢献することが期待されており、今後の成長が非常に楽しみです。


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会社情報

会社名
AirTrunk Operating Pty Ltd
住所
Level 11, 1 Pacific Highway, North Sydney, NSW, Australia, 2060
電話番号

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