中国SNS上の訪日旅行トレンドレポート - 株式会社Yorenが発表
2023年10月、株式会社Yorenは中国のSNS「RED(小紅書)」から得た口コミデータを基にした「訪日中国人トレンド調査(2025年版)」を発表しました。この調査では、訪日旅行に対する中国の生活者の視点や、選定基準、旅行目的などを明らかにし、関連企業が今後どのように対応していくべきかの示唆を提供しています。
調査概要
調査期間は2024年1月から2025年9月まで、中国SNS「RED」における訪日関連の口コミを収集しました。対象となった投稿数は、広告を除く1,605,817件と膨大です。このデータを解析することで、中国からの訪日旅行への関心がどのように増加しているのかを見ていきます。
主な調査結果
調査によれば、中国SNS上での訪日旅行に対する関心が前年比で43%増加していることが確認されました。この中で以下の3つの傾向が浮かび上がっています:
1.
旅行者主体の選択:個人の手配が90%を超える中、一人旅やリピーターが増加しています。
2.
経験価値重視:体験を重視する傾向が見られ、推し活やライトアウトドア、自己満足型体験に旅行の目的が広がっています。
3.
旅行中の課題:旅行中に不便を感じる領域は、「予約」「言語」「交通」「支払い」「免税」に集中し、これらを改善する必要性が示唆されています。
中国インバウンド戦略 - 3つの視点
Yorenは、調査結果に基づき中国インバウンドにおいて特に重視すべき3つの視点を提示しています。
1. 旅マエ
旅行前の情報発信段階で、「行く理由」を育てることが求められます。UGC(ユーザー生成コンテンツ)を分析し、体験や商品の魅力を設計することで、旅行の決定をサポートすることが重要です。特に、流通や予約の導線を最適化し、滞在イメージを鮮明にすることがインバウンド需要を喚起するカギとなります。
2. 旅ナカ
旅行中は、来訪者の体験価値とデータを一体で設計することが大切です。体験の質を向上させるためには、迷いを減らす仕組みや、地域特有の体験を提供することが求められます。また、wechatを利用して旅行中の顧客と接続を保ち、旅行後のCRM (Customer Relationship Management)へとつなげられる環境を整えることも重要でしょう。
3. 旅アト
旅行後も「個」との長期的なつながりを構築し、再訪や再購入を促進することが必要です。体験や購入履歴に基づくフォローコミュニケーションを行うことで、次回の来日につながる自然な提案を行い、ブランドへの愛着を育むことが重要です。
代表者のコメント
代表取締役の金田修氏は、「本調査は2025年9月末までのデータを基にしたもので、現在の政治状況の影響を反映したものではありません。しかし、中国の訪日旅行市場はますます個人化が進んでおり、この流れを受け止めることで持続的な関係性が築けると考えております」とコメントしています。
Yorenは今後も中国市場のデータと現場の知见を元に、企業のインバウンド戦略の成長を支援し続けます。今後の動向にぜひご期待ください。
会社概要
とYorenは、東京と上海に拠点を持ち、日中ビジネスのプロフェッショナルとして、特に中国市場でのマーケティング支援を行っています。今後もインバウンド市場の変化に敏感に反応し、多様なパートナーと共に成長を目指します。