リーガルテック社、社労士業務を革新する次世代VDRを発表
2025年4月2日、リーガルテック株式会社(東京都港区)は、バーチャルデータルーム(VDR)『リーガルテックVDR』に大規模言語モデルを活用した生成AI『AI孔明』を統合すると発表しました。この新しいプラットフォームは、社会保険労務士(社労士)向けの業務支援機能を大幅に強化し、業務の効率化と生産性向上を実現します。
VDRとAIの融合がもたらす新たな可能性
社労士の業務環境は、人材不足や法改正、煩雑な助成金制度など、日々複雑化しています。これに対応するためには、膨大な量の人事労務に関する文書を迅速かつ正確に作成・確認する必要があります。そこで注目されるのが、新たに搭載されたAI孔明による文書理解、要約、生成機能です。このAIは、これまで手作業で行われていた業務のあらゆるプロセスをサポートし、社労士業務の効率を飛躍的に向上させます。
具体的な活用シーン
1. 就業規則・労使協定の作成支援
過去の類似規程を参照し、初期ドラフトを自動生成。これにより、ドラフト作成にかかる時間を大幅に短縮することができます。
2. 労務トラブル対応文書の整理
関連する資料を自動で抽出し要約することで、迅速な対応と証拠管理の精度を高めることが可能です。
3. 助成金・補助金申請書の作成
書式のチェックや文言生成をAIが支援し、提出書類のミスを減らしつつ、作成効率を向上させます。
4. 人事労務デューデリジェンス
大量の雇用契約書などからリスクを抽出し、M&Aや監査時の調査工数を削減します。
5. 多言語翻訳対応
外国人労働者関連の書類を即時翻訳できるため、外国人雇用の対応が迅速化します。
6. セキュアな顧客データの管理
アクセス制御機能や証跡ログも標準で搭載されており、顧問先データを安全に管理できます。
今後の展開とビジョン
リーガルテック社は、AIとVDRの融合によるさらなるソリューション開発を進めていく方針です。労務管理や人事戦略の分野にも適用領域を拡大し、将来的には電子労働契約書やクラウド就業規則管理機能、AIによる労基法違反チェックなどの実装も計画しています。このような新しい取り組みが、社労士の業務効率だけでなく、法律業界全体の発展にも寄与することが期待されます。
リーガルテック株式会社について
- - 会社名: リーガルテック株式会社
- - 設立: 2021年3月
- - 資本金: 2億4,000万円(資本準備金含む)
- - 代表取締役社長: 佐々木 隆仁
- - 所在地: 東京都港区虎ノ門5-13-1虎ノ門40MTビル4F
- - URL: リーガルテック株式会社公式サイト
リーガルテック社は、知的財産とリーガルテック分野において、AI技術を駆使した多様なサービスを展開。顧客に対して強力なサポートを提供しています。