新臭気対策システム
2025-05-22 10:49:32

三共食品が導入した新たな臭気対策システムの全容を紹介

三共食品が誇る新たな臭気対策



愛知県豊橋市に本社を置く三共食品株式会社は、「食べる“わくわく”を世界中に」というコンセプトのもと、調味料や加工食品などを提供している食品メーカーです。このたび、地域との共生を目指して新しい中和消臭システムを導入しました。その背景には、近隣住民への配慮と、特にエビ製品製造時に発生する不快な臭気への対策がありました。

臭気問題を解決する中和消臭システムの導入



エビ製品の製造において発生する香ばしい甲殻類の匂いは、時として地域住民にとっての懸念材料となることがあります。三共食品では、品質とおいしさの追求と同様に、臭気問題の解決にも力を入れており、マスキングや脱臭機の導入を検討しましたが、効果に限界があると判断しました。そこで選ばれたのが、「中和消臭システム」です。これは天然の植物性精油を使用したもので、エアーケム665Mを採用し、専用の噴霧器を工場に設置しました。

このシステムは、独特の香りを持つエビ製品の製造時に発生する臭気に対して、気体の中で、特定の物質と反応させることで不快感を軽減します。これにより、従来の方法に比べ自然な形での消臭を実現しています。

複合臭への柔軟な対応も可能



また、初めの計画では脱臭機の導入を考えましたが、設置スペースの確保が困難であり、周辺の高温環境では機器の変形リスクもあったため、最終的に噴霧器を採用することになりました。これにより、省スペースかつ設置も容易になり、より効率的な消臭対策が可能となりました。

さらに、多様な臭気に対応できるよう、消臭剤の種類や希釈濃度を調整することで、食品工場での複合的な臭気問題にも柔軟に対処できる体制が整いました。

地域との信頼関係を強化



今回の新たな中和消臭システムの導入によって、三共食品は地域住民との信頼関係をより一層強化し、食を通じた安心・安全な未来を築くことを目指しています。2025年には本システムの正式稼働が期待されており、さらなる発展が見込まれます。

三共食品の未来への展望



三共食品は、現在年間売上約60億円を誇り、今後海外展開を視野に入れ、売上1,000億円を目指しています。これからも、地域に根ざした会社として、安全かつおいしい食品を提供し、世界中の人々に食べる「わくわく」を届け続けることでしょう。

公式オンラインショップも展開中で、消費者に安心して利用いただける体制を構築しています。さらに、ISO22000やFSSC22000の取得により、食品安全に対する取り組みも進めています。

三共食品が誇る新たな取り組みが、より良い未来へとつながることを期待しています。


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会社情報

会社名
三共食品株式会社
住所
愛知県豊橋市老津町字後田25-1
電話番号
0532-23-2361

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