理系女子の未来をサポートする奨学助成金、5期目を迎えます

理系女子の進学を支援する奨学助成金が始まる！

公益財団法人山田進太郎D&I財団が、高校生女子に特化した「STEM（理系）女子奨学助成金」の5期目の募集を5月21日に開始しました。この助成金は、文理選択で迷っている女子高校生に理系へ進むことを後押しするために設けられたもので、返済不要の抽選制が採用されています。このような取り組みは、理系分野に目を向けるきっかけを提供することを目指しています。

理系分野進学の現状

現在、日本におけるSTEM分野への女性の進学率は低く、OECD諸国の中でも最低の20.7%。多くの女子生徒が「理系は自分には無理では？」と恐れを抱き、無自覚に文系を選ぶケースが見受けられます。特に高校1年生の文理選択の際に「将来が不透明」といった理由から不安を感じている女子生徒にとって、この助成金は希望の光となることでしょう。

奨学金の目的と実績

この奨学金は、過去4年間で約1,700人の女子生徒にを支給し、合計で約2億2,000万円に及びます。このような支援により、実際に理系進学を果たした多くの女子生徒からは感謝の声が寄せられています。

「数学が得意ではなかったけれど、奨学金のおかげで地道に勉強を続け、ついには理系の大学に進学しました。」という声や、「奨学金を活用してさまざまな挑戦ができ、視野が広がった」といった体験談が数多くあります。これらは、奨学助成金が理系進学を志す女子生徒にとって、非常に重要な存在であることを示しています。