古谷三敏生誕90周年プロジェクト始動
東京都練馬区に拠点を置く株式会社ファミリー企画が、漫画家古谷三敏の生誕90周年を記念したプロジェクトを発表しました。このプロジェクトは、単に過去の功績を振り返るだけでなく、未来に向けて作品をどのように継承していくかという点に焦点を当てています。
原画の重要性と未来への挑戦
漫画は通常、単行本として広く知られていますが、作品の根底にはそれを生み出した原画があります。原画は唯一無二のものであり、時間とともにその状態が劣化してしまうため、作品を未来に受け継ぐためにはその保管が急務です。
本プロジェクトの目指すところは、「作品を見ていただく」ことと「作品を守り続ける」ことを両立させることです。生誕90周年という特別な年を迎え、原画展の開催に加え、作品の永続的な保存を視野に入れた新しい取り組みが始まります。
原画展の開催と内容
2026年8月21日から9月1日まで、東京の吉祥寺にある「リベストギャラリー創」にて、生誕90周年記念原画展が開催されます。このイベントでは、代表的な作品『BARレモン・ハート』を中心に、約100点の原画が展示される予定です。
特に注目されるのは、約20点のカラー原画に加え、一部初公開となる作品や資料も展示される点です。これにより、画業66年の集大成を直接見られる希少な機会が訪れます。完成原稿では得られない筆致や修正の跡を通じて、古谷三敏の創作過程を身近に感じることができるでしょう。
クラウドファンディングで支援を募る
本プロジェクトでは、目標金額100万円を設定し、2026年8月31日まで支援を募集しています。集められた資金は原画展の実施に加えて、作品の保存・継承に活用される予定です。具体的には、原画保存材料や高精細なデジタルアーカイブ化、長期保存用の環境設備の整備などが行われる計画です。これらは一度整えれば終わりというものではなく、長期にわたって作品を守るための基盤となるでしょう。
未来へつなぐ意義
生誕90周年は、単なる記念事業にとどまりません。その年を契機に、古谷三敏という漫画家を次世代へとつなげる環境づくりを進めていくことがこのプロジェクトの大きな目的です。既存のファンはもちろん、これから作品に触れる新たな世代にも、その魅力を届けたいという思いが込められています。
プロジェクト代表 古谷 陸のコメント
「祖父の作品を管理していく中で、原画の繊細さを実感しています。光や湿度、保管方法によって状態は少しずつ変わっていくものです。しかし、原画は多くの人に見てもらうことで、その魅力が最大限に引き出されます。
『守ること』と『見ること』を両立させながら、作品を未来へ受け継いでいくのが私の使命です。この節目を一度の記念事業とせず、新しいスタートとするために皆様の応援をぜひお願い申し上げます。」
クラウドファンディングの詳細
プロジェクト名:漫画家・古谷三敏の原画を未来へ。生誕90周年記念 原画展プロジェクト
実施期間:2026年7月24日~2026年8月31日
目標金額:100万円
プロジェクトページ:
CAMPFIREリンク
原画展の詳細
- - 会期:2026年8月21日~9月1日(12:00~18:00)
- - 会場:リベストギャラリー創(東京都武蔵野市吉祥寺)
- - 展示内容:約100点の原画、約20点のカラー原画、初公開作品・資料を展示
- - 入場料:無料
株式会社ファミリー企画は、古谷三敏作品の著作権管理や企画・運営を行っており、今後も漫画・文化・酒をつなげる新たな取り組みを展開しています。