新築分譲マンション満足度調査2025年結果発表
株式会社オリコンが2025年2月3日に発表した新築分譲マンションに関する顧客満足度調査の結果は、業界内で注目を集めています。最新の調査では、首都圏と東海地域において野村不動産が満足度総合1位を獲得し、特に高い評価を受けました。
調査の概要
この調査においては、2024年に新築分譲マンションに入居した利用者を対象に、インターネットによるアンケートが行われました。結果は地域別に発表され、評価項目は立地や情報提供、周辺環境など11項目に及びます。実施したのは東京都港区に本社を置く株式会社オリコンで、調査結果は公式サイトでも公開されています。
首都圏・東海ランキングの確定
首都圏
首都圏では、情報提供や引渡し時の住戸確認などの評価項目で際立った成果を上げた【東急】と【野村不動産】の2社が同点で満足度1位に輝きました。特に【東急】は、2017年の調査以来初の受賞を果たし、男女別の評価でも強い評価を得ています。一方、【野村不動産】は6回目の受賞という栄誉を持ち、アフターフォローや住戸設備の領域で高い評価を受けました。
利用者の声としては、【東急】の物件に対して「徒歩圏で何でも揃う便利さが魅力」と評価する声や、【野村不動産】では「アフターサービスが充実していて素晴らしい」といった高評価が寄せられています。
東海
一方の東海地区でも【野村不動産】が、初めての満足度総合1位に輝きました。この地域では、情報提供や引渡し時の住戸確認など複数の評価項目で1位を獲得するなど非常に健闘しました。利用者からは「デザインが素晴らしく特別感がある」といった意見が多く見られました。相対的に見ても、顧客の期待に応えた形です。
近畿および九州の評価
近畿地区では、阪急阪神不動産が4年連続で満足度1位を獲得し、特に住戸の設備において高い評価を受けています。また、九州では九州旅客鉄道が2年続けて満足度1位を維持し、周辺環境の評価が高いことが功を奏しています。利用者からのクチコミも「周囲に便利なスーパーが多い」と好意的な声が続出しました。
顧客のニーズに応える
今回の調査結果からは、景気や公共交通機関の改善に伴い利用者のニーズが変化している様子が伺えます。特に若年層のファミリー層がこだわる周辺環境の質や、アフターフォローの充実さは今後のマンション開発において重要なポイントとなるでしょう。
結論
オリコンによる顧客満足度調査は、消費者が求める理想の住環境を理解するための貴重な指標となりました。特に首都圏及び東海地域の結果は、これからの不動産市場における競争の行方を示唆するものであり、各ブランドが如何に顧客の期待に応えるかが重要な鍵になっていくでしょう。今後も新しい情報に注目していきたいところです。