地元企業の魅力を発信する「Discovery IBARAKI」
追手門学院大学の地域創造学部に属する9名の学生が、美しい茨木市の企業にスポットを当てた就職支援情報誌「Discovery IBARAKI」を制作しました。このプロジェクトは、地域の企業と学生のマッチングを図ることを目的にしています。地域の活性化を図るこの取り組みは、特に人手不足が叫ばれる現在の社会的背景を考慮したものでもあります。
地元企業の魅力を直接取材
このプロジェクトに参加した学生たちは、茨木市内に本社や事業所を持つ16社に取材を行い、それぞれの魅力を掲載しました。取り上げられた企業には、太陽光発電のゴウダ株式会社や、国内シェアNo.1のエスケー化研株式会社など、多様な分野で活躍する企業が含まれています。
それぞれの企業では若手社員から中堅社員に至るまでのインタビューを行い、その声を通じて職場の雰囲気や働くことの魅力を伝えています。制作に寄与した3年生の𠮷田碧衣さんは、「若手社員が生き生きと働いている姿が印象的で、この冊子を通じてその雰囲気を感じてもらえたらうれしい」と語っています。
情報誌の配布と完成報告会
完成した情報誌は36ページ構成で、約2000部が茨木市内の大学や高校、市役所に配布される予定です。また、来る1月17日(金)には、茨木総持寺キャンパスで報告会が開催され、情報誌制作に関するエピソードや取材を通じて得た企業の魅力の発表が行われます。参加者には、掲載企業や協力企業、地域創造学部の学生や教員が含まれ、地域の企業と学生との交流が促進される場となります。
地域活性化を目指す取り組み
「Discovery IBARAKI」の制作は、単なる情報誌の制作にとどまらず、地域の企業と学生の間のつながりを促進し、双方にとって有意義な関係を築くことを目指しています。大学生や高校生にとっては、地元での就職活動がスムーズに進むための助けとなる一方、企業にとっては魅力的な人材の確保につながることが期待されます。地域創造に向けてのカギとなるこの取り組みは、今後の茨木市の活性化に大きく寄与することでしょう。
このように、地域創造学部の学生たちの実践を通じて、地元企業の魅力を再発見し、それを広めることで、茨木市がより活気ある地域となることが期待されています。今後の「Discovery IBARAKI」の活用が楽しみです。