新たな接客スタイル「RURA」がJTBで全国展開！

RURAの全国展開がもたらす接客革命

タイムリープ株式会社が提供する遠隔接客サービス「RURA」が、JTBの全国38店舗に導入された。この取り組みは、新型コロナウイルスの影響で変化した消費行動に対応するために実施されたもので、今後の接客スタイルに大きな影響を与えることが期待されている。

導入の背景

新型コロナウイルス感染症の流行により、私たちの生活様式は一変した。特に2020年以降はリモートワークや外出自粛が常態化し、買い物のタイミングや来店頻度が大きく変化した。元々、JTBでは午前と夕方に多くのお客様が来店していたが、コロナ禍では夕方の来店が減少し、日中に訪れるお客様が増加した。このため、日中の混雑を緩和し、社員のシフト配置を最適化する必要があった。

遠隔接客「RURA」の機能

「RURA」は、インターネットを介して店舗の接客を遠隔で行うことを可能にするサービスである。これにより、従業員は複数店舗を一人で担当することができ、18時以降の時間帯には他の拠点から接客を行う仕組みだ。この時間帯は、通常の店舗での顧客対応を行っておらず、次の来店予約の案内やパンフレットの提供が中心となる。

このように「RURA」を導入することで、スタッフの効率的な配置が可能となり、混雑時には多くのスタッフが店舗にいることで、お客様の待ち時間を短縮することができるようになった。また、混雑時シフトが厚く組まれることで、営業時間の延長も実現した店舗もある。

今後の展望

「RURA」は現在、JTBの38店舗で導入されているが、他のショッピングモール内店舗への展開や日中における活用の幅を広げることも検討されている。これにより、お客様に対するサービスの質をさらに向上させることが期待されている。

顧客の利便性を高める一方で、スタッフにとっても新たな働き方を提案する「RURA」。時代の変化に応じた接客スタイルの革新が進んでいる。

株式会社JTBとタイムリープ株式会社の概要

JTBは、全国に広がるネットワークを駆使し、「交流創造事業」として地域や観光事業者の課題解決を支援する企業である。顧客と地域、物と人をつなぎ、新たな価値を創造することを追求している。

一方、タイムリープ株式会社は「最も大切なことに時間を使える世の中を実現する」ことをビジョンに掲げ、2020年に設立された革新企業である。RURAを通じて、新型コロナウイルス対策と店舗運営の効率化に寄与することを目指している。