2027年の「第9回横浜トリエンナーレ」開催決定
横浜トリエンナーレ組織委員会は、2027年に開催予定の「第9回横浜トリエンナーレ」でのアーティスティック・ディレクターとしてコスミン・コスティナシュとインティ・ゲレロの二人を決定しました。2001年にスタートしたこの国際芸術展は、全国でも指折りのイベントとなっています。
アーティスティック・ディレクターの紹介
コスミン・コスティナシュ(Cosmin Costinaş)はルーマニアのサトゥ・マーレ出身。彼は香港のアートスペース「パラサイト」のディレクターを10年間務めた後、現在はベルリンにある世界文化の家でシニア・キュレーターとして活動しています。彼のキュレーションは国際的に高評価を得ており、彼のビジョンがどのようにトリエンナーレに影響を与えるのか、大いに期待が寄せられています。
一方、インティ・ゲレロ(Inti Guerrero)はコロンビアのボゴタ出身で、アート教育者としても精力的に活動しています。彼は現在、香港城市大学の客員教授として、次世代のアーティストを育てる役割も担っています。ゲレロは過去に横浜トリエンナーレ2020でも活躍し、その経験が第9回の成功に繋がることでしょう。
トリエンナーレの目的
この第9回のトリエンナーレは、2027年4月23日から9月12日までの124日間、横浜美術館を中心に開催されます。このイベントは、アートを通じて国際的な連携や市民との交流を深めることを目指しています。特に、次の4つの目標を掲げています。
1.
横浜との深い関わり:新たな文化の交流を促進し、横浜の独自性を活かした企画を展開します。
2.
ローカルリソースの活用:横浜市が長年取り組んできた文化的な再生の成果をもとに、多様なアートの拠点を結びつけ、魅力的な展示を提供します。
3.
市民にひらかれる展示:現代アートをより身近に感じてもらうため、初心者でも楽しめる作品を積極的に展示します。
4.
GREEN×EXPO 2027との連携:横浜市が目指す将来的な理念に賛同し、自然との共生について現代アートを通じて視覚化します。
横浜トリエンナーレの意義
横浜トリエンナーレは、ただのアートイベントではなく、社会の多様な問題に目を向け、アートを通じて解決の糸口を模索する場でもあります。この国際芸術展は、アーティストにとっては表現の舞台、新興アーティストにとっては市場への入口、また市民にとっては文化を感じ取る貴重な機会を提供します。
2027年という新たな時代に向けて、横浜トリエンナーレは、過去の成功を糧に更なる成長と変革を目指します。
お問い合わせ先
横浜トリエンナーレ組織委員会事務局
住所:〒220-0012神奈川県横浜市西区みなとみらい3-4-1
電話:045-663-7232(平日10:00~18:00)
FAX:045-681-7606
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公式サイト
いよいよ迫る2027年の横浜トリエンナーレに、今から期待が高まります!