ビクセン新商品で天体撮影がもっと楽しく!
埼玉県所沢市に本社を置く光学機器メーカー、株式会社ビクセンは2025年3月11日(火)に、天体撮影用のCMOSカメラとビクセン製鏡筒を接続するためのアダプター「カメラアダプター60 for M48」を発売することを発表しました。さらに、このアダプターと併用することで54mm径のアクセサリーも接続できる「M54リング」も同時に発売され、天体観測や撮影がより一層充実したものになります。
新たな撮影システムを手に入れるチャンス
従来の天体撮影では、CMOSカメラを一眼カメラ用のマウントに変換しなければならず、そのため使用できるアクセサリーが制限されるという難点がありました。しかし、今回の「カメラアダプター60 for M48」によって、オフアキシスガイダーなどのアクセサリーも併用可能になり、撮影システムの選択肢が大幅に拡大します。このアダプターは、接眼部が60mm径メスネジ式の天体望遠鏡に対応し、他社製のCMOSカメラやアダプターも取り付けることが可能です。
スムーズな撮影を実現する機構
さらに、「カメラアダプター60 for M48」にはカメラ回転機構が搭載されており、クランプネジを緩めることでカメラを取り外すことなく簡単に画角を変更できます。この機構は、デザインにデルリンチップを採用することで、部品同士の密着性を向上させ、スケアリングズレ(センサー面と像面のずれ)を引き起こしにくくしています。これにより、天体画像の品質が格段に向上します。
市販フィルターにも対応
また、このアダプターは、市販のカメラレンズ用フィルターにも対応しており、「M56フィルター変換アダプター48/52」を別途使用することで、48mmや52mmのフィルターを取り付けることが可能です。これにより、光を調整しながらの撮影が可能になり、よりクリエイティブな作品作りが実現します。
M54リングでさらなる柔軟性を
併せて発売される「M54リング」は、フルサイズセンサー搭載のCMOSカメラを使っている方に特にご好評いただけるアイテムです。これを「カメラアダプター60 for M48」の内リングと交換することで、54mm径のアクセサリーを接続できます。これにより、サイズによるケラレを軽減し、より高画質な天体撮影が可能になります。
商品情報
- 価格: 16,500円(税別15,000円)
- 商品コード: 38753
- 発売日: 2025年3月11日
- サイズ: φ77×18mm
- 重さ: 81g
- 価格: 5,500円(税別5,000円)
- 商品コード: 38755
- 発売日: 2025年3月11日
- サイズ: φ68×12mm
- 重さ: 23g
ビクセンのこれらの新商品は、天体観測をより豊かにしたいと考えるすべてのアマチュア天文学者や愛好者にとって、有益なアイテムとなること間違いありません。これからの星空観察や撮影がどのように進化するのか、期待が高まります。
詳しい情報はビクセンの公式サイトにてご確認いただけます。 公式ページ
こちら 、
M54リングをご覧ください。