ジンジャー効果
2024-08-29 09:16:58

ジンジャーエキスパウダーEの内臓脂肪抑制効果が臨床試験で確認される

ジンジャーエキスパウダーEの内臓脂肪抑制効果



池田糖化工業株式会社は、広島県福山市を拠点に展開する食品メーカーです。この会社が開発した「ジンジャーエキスパウダーE」が、内臓脂肪の蓄積を抑制する効果を持つことが、最近行われた臨床試験によって示されました。この研究成果は、肥満がもたらす健康リスクに立ち向かうための新たな手段となるかもしれません。

研究の背景



内臓脂肪は体に悪影響を及ぼす多くの要因の一つです。過剰な内臓脂肪は、アディポカインの異常な分泌を引き起こし、結果として高血圧や高血糖を招くことが知られています。これらは、心疾患や糖尿病といった生活習慣病の原因とされており、内臓脂肪の抑制が健康維持において重要であると言えます。

そこで、池田糖化工業はジンジャーエキスパウダーEがこの内臓脂肪にどのように影響を与えるのかを明らかにするため、肥満傾向の男女を対象にした臨床試験を実施しました。

臨床試験の概要



試験は、BMIが25〜30 kg/m²の20歳から75歳の健常者68名を対象に行われ、二重盲検のランダム化プラセボ対照並行群間比較が採用されました。参加者は、ジンジャーエキスパウダーEを含むカプセルを摂取する群と、プラセボを摂取する群に無作為に振り分けられます。

試験期間は12週間で、1日100mgのジンジャーエキスパウダーEを摂取しました。この内容には、6-ショウガオールが2mg、6-ジンゲロールが0.5mg含まれています。研究者たちは、摂取前と12週間後の腹部内臓脂肪面積をCTスキャンで測定し、効果を評価しました。

結果の分析



研究の結果、12週間後に被験食品群の腹部内臓脂肪面積が、プラセボ群よりも有意に低いことが確認されました(統計的優位性p<0.05)。さらに、腹部内臓脂肪面積が100cm²未満の被験者を対象にした分析でも、同様の結果が得られました(p<0.01)。このことから、ジンジャーエキスパウダーEの摂取が、特に内臓脂肪が気になる方々に有効であることが示唆されました。

ジンジャーエキスパウダーEの作用メカニズム



ジンジャーエキスパウダーEによる脂肪蓄積抑制の効果は、6-ショウガオールおよび6-ジンゲロールがTRPV1受容体に作用し、脂肪の分解を促進することに起因していると考えられます。また、これらの成分は体内の脂肪代謝を改善する可能性も示唆されています。

製品の詳細



ジンジャーエキスパウダーEは淡黄色の粉末で、成分として6-ショウガオールが2.0%以上、6-ジンゲロールが0.5%以上含まれています。販売形態は1kg×5袋のケースで、賞味期限は製造後24ヶ月です。

会社情報



池田糖化工業株式会社は1935年に設立され、カラメルや調味料、甘味料、乾燥食品など、さまざまな食品加工に注力しています。健康に配慮した食品の開発を通じて、社会に貢献することを目指しています。

お問い合わせ



本製品に関する詳細は、池田糖化工業の食品基盤技術研究室までご連絡ください。電話番号は084-957-3411です。



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