ホンダモビリティソリューションズの新ニュースレター
ホンダモビリティソリューションズ株式会社(HMS)が、新たに自社のニュースレター「HMSモビリティジャーナル」を創刊しました。このニュースレターでは、モビリティサービスの変化やトレンド、自社の取り組みについて詳しく紹介しています。
自動車の価値観の変化
自動車は長らく「所有すること」が主流でしたが、最近では自動車を「利用する」という新しい価値が広まっています。この流れは、技術革新や社会の動向により加速しており、中でも「CASE」と呼ばれる大きなトレンドが影響を与えています。具体的には、IoTやConnected技術により交通ネットワークのリアルタイム連携が可能となり、運転支援システムも進化しています。また、都市部での駐車場不足や交通渋滞といった課題、環境への配慮も自動車業界が直面している重要なテーマです。
自動運転技術と未来の移動
自動運転技術の進展によって、運転免許を持たない人や運転が困難な人も自由に移動できる世界が近づいています。自動運転が普及することで、2035年までに約8千億ドルの経済効果が期待されています。これにより、新しい体験やサービスが生まれ、生活の質が向上することが予想されます。
シェアリングサービスの可能性
カーシェアやシェアサイクルといった交通サービスは、都市部での利用が増えており、日常生活に欠かせない存在となっています。富士経済によると、2020年から2030年にかけてモビリティサービス市場は約59.8%増加する見込みです。これは、カーシェアやレンタカーなどの需要が高まっている証拠です。
ホンダの取り組み
HMSとしては、「総合モビリティサービスカンパニー」としての位置付けを強化しており、自動運転タクシーサービスや、全ての人に向けたモビリティサービスの提供を目指しています。自動運転専用のタクシーサービスは、2026年初頭に東京都心部での開始を予定しており、新たな移動体験を提供します。
EveryGoサービスの拡充
HMSは、「EveryGo」というブランド名の下、さまざまなサービスを統一しました。この中には、カーシェアリング「Honda EveryGo」や、デリバリードライバー向けのサブスクリプションサービス「EveryGo デリバリー」、さらにはe-Bikeのサブスクリプションサービスがあります。特に、e-Bikeサービスは2024年初頭にローンチ予定で、多くのユーザーからの期待が高まっています。
EVソリューションの提供
また、HMSは法人向けにEVバイクとバッテリーのリースサービスを展開しています。これにより、企業がEVシフトを行う際のコストを低減し、効率的なオペレーションを実現することを目指しています。
未来へのビジョン
HMSは、ホンダのDNAを受け継ぎながらも、自動車業界の枠を超えた新しい価値創造に挑み続けます。多様な業界の専門家を集結させることで、革新的なモビリティサービスを生み出すことを目指しています。自動車メーカーとしての伝統を大事にしながら、新たな市場を切り開いていくHMSの活動が、今後どのように展開されるのか注目です。
お問い合わせ
詳細な情報やサービスについては、HMSの公式ウェブサイトをご覧ください。
ホンダモビリティソリューションズ公式サイト